性被害にあったら「#8891」に電話を。最寄りの支援センターにつながります。全国共通短縮番号がスタート

10月2日から4カ月はチャットでの相談も実施。「まずはつながって、情報を得ることが大事。ためらわずに電話して」
「#8891」にかければ、発信場所から最寄りの支援センターにつながる
「#8891」にかければ、発信場所から最寄りの支援センターにつながる
内閣府Twitterより

性被害の相談をしたい時は、全国どこからでも「#8891」に電話をーー。

性暴力被害者を支援する「ワンストップ支援センター」につながる全国共通の短縮番号「#8891」が10月1日から導入された。「#8891」は、「はやくワン(ストップ)」の語呂合わせになっている。

「ワンストップ支援センター」は、性暴力の被害者に対し、治療や心理的支援、法的な支援など、総合的な支援を提供する。各都道府県が設置しており、これまでは各支援センターの電話番号を調べてかける必要があった。これからは、「#8891」に電話すれば最寄りの支援センターにつながる。

内閣府の担当者は「性暴力被害では、まずはつながって、情報を得ることが大切。ためらわずに電話してほしい」と呼びかけている。

ただ、最寄りの支援センターに繋がる仕組みのため、24時間365日相談を受け付けていない地域では留守番電話につながってしまうこともあるという。担当者は「24時間できていない地域については、来年度以降時間を伸ばせるよう動いている」としている。

さらに内閣府では10月2日〜2021年1月30日、性暴力に関するSNS相談「Cure time(キュアタイム)」も実施する。普段から性暴力に関する相談を受けている担当者らがチャットで相談を受け付ける。

電話だと相談しづらいと感じる人も、チャットならつながりやすいかもしれない。

性別関係なく誰でも相談できる。受付は月・水・金・土曜の午後4時から午後9時まで。(2020年12月29日〜2021年1月3日を除く)

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