同性愛へ差別的発言の白石正輝区議、本会議で謝罪へ。足立区議会が発表

「典型的な差別的な発言」などと批判が殺到していた。
足立区議会
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Jun Tsuboike / HuffPost Japan

9月の東京都足立区議会で、自民党の白石正輝議員が「L(レズビアン)やG(ゲイ)が広がってしまったら、足立区民がいなくなってしまう」などと差別的な発言をした問題。足立区議会は10月12日、白石議員から謝罪と発言撤回の申し出があったと発表した。10月20日の本議会で行うという。

公式サイトに「9月25日の白石議員の発言に対する議長の対応について」とする文書を掲載。鹿浜昭議長(自民党)が白石議員に「公の場での謝罪と一般質問のLGBTに関連した発言の撤回を強く求めた」ところ、本人から謝罪と発言の撤回の申し出があったという。

白石議員は9月25日の一般質問で、少子高齢化の対応について「レズビアンとゲイが足立区に広がってしまったら、足立区民がいなくなってしまう」「L(レズビアン)やG(ゲイ)が法律で守られているじゃないかという話になったら足立区は滅んでしまう」などと発言。少子化対策のため、「普通に結婚して普通に育てることは素晴らしいことなんだ」と子どもたちに教えるべきだなどと持論を展開した。

「事実に基づかない」「典型的な差別的な発言」などと批判が殺到。発言撤回と謝罪を求める抗議集会も行われるなど、波紋が広がっていた。

足立区議会自民党は批判の声が強くなった10月6日、白石議員を厳重注意。同日、足立区議会のウェブサイトで鹿浜昭議長は「白石正輝議員のLGBTに関する発言の中で、議員としてふさわしくない誤解を招く表現があり、不快な思いをされた方々に心からお詫び申し上げます」とコメントを発表していた

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