「ハーベスト」がミルクレープみたいに。簡単すぎるから試して欲しい【作り方】

「お家スイーツ界のノーベル賞もん」🍰
ハーベストミルフィーユサンド(右)
AKIKO MINATO/HuffPost Japan
ハーベストミルフィーユサンド(右)

身近な食品のアレンジレシピを聞くと、どうにも試したくなる。お値ごろな食品が、ちょっとした工夫で「もっと素敵なもの」に変化するのは、準備をしている時間からワクワクするから。日々、自分の機嫌は自分でとるに限る。

東ハトが公式Twitterで紹介した「ハーベストミルフィーユサンド」がネット上で話題になっていた。上品で、美味しそう。

しかも材料は、ハーベスト(バタートースト味)と水切りヨーグルトの2つだけ。何やら全農の公式Twitterが「お家スイーツ界のノーベル賞もん」とまで褒め称えているではないか。

この時点で、心にワクワクが宿りはじめる。

「バタートースト」味を探して…

ところが、出だしでちょっとつまずいた。仕事の出先や近所でスーパー4軒、業務用スーパー1軒、コンビニ各社に行ったけれど、置いているハーベストがどこも「香ばしセサミ」味なのだ。美味しいもんねぇ、ゴマの風味が。

スーパーの店内の隅っこに立ち、スマホで東ハトの投稿を確認すると、質問に答える形で「香ばしセサミでも大丈夫だよ!」と書いている。よかった。セサミを購入して帰宅した。

ところが夜11時、脳内に隣駅の深夜まで空いているスーパーの映像が突如フラッシュ。「あそこ行ってないな。あそこはある気がする」。こういう時はもう止まらない。20分かけて歩いていった。あった、あった。やっぱりバタートーストあった!!

購入したもの
AKIKO MINATO/HuffPost Japan
購入したもの

寝る前に、ヨーグルト(甘味なし)をクッキングペーパーを敷いたザルの中に出し、ザルをボウルの上に設置。ラップをかけて冷蔵庫に。

水切りヨーグルトづくり。左のようにボウルとザルを重ねた。右は上から撮影。
AKIKO MINATO/HuffPost Japan
水切りヨーグルトづくり。左のようにボウルとザルを重ねた。右は上から撮影。

翌朝、冷蔵庫から取り出すと、ボウルにはヨーグルトの表面に溜まっていることでお馴染みの酸っぱい水分(ホエイって言うらしい)が溜まっていた。こちらは一旦コップに避難させる。料理に生かす方法も色々あるらしいが、私はあとで飲むんです。

あとは、ハーベストの上に水切りヨーグルトを塗って、重ねていくだけ。3枚から8枚まで色々な厚みにしてみた。バタートースト味だけじゃなく、セサミでも作った。

ハーベストがたくさん!
AKIKO MINATO/HuffPost Japan
ハーベストがたくさん!

それぞれラップで包んで、冷蔵庫にイン。一部は冷凍庫にも。

重ね終わった(左)ら、ラップで包んで冷やす(右)
AKIKO MINATO/HuffPost Japan
重ね終わった(左)ら、ラップで包んで冷やす(右)

5時間後に冷蔵庫から取り出すと、パリッとしていたハーベストがしっとりとし、触ったら端っこが少しへこんでしまったほどだ。

完成!
AKIKO MINATO/HuffPost Japan
完成!

冷やしている間、「どうやって切ろうかな。上手に切らないと固くて割れちゃうかな」と考えていたけれど、心配は無用だった。ヨーグルトの水気をハーベストが吸って柔らかくなり、ナイフがふわりと入る。

断面はミルクレープのようで上品。この断面を見るだけで、作ってよかったな…という幸福感がやってくる。

ハーベストミルフィーユサンド
AKIKO MINATO/HuffPost Japan
ハーベストミルフィーユサンド

味は甘酸っぱくて、東ハトの言うとおりレアチーズケーキみたいだ。ハーベストの甘味があるので、ヨーグルトは甘味のないものでちょうどよかった。

セサミの方も、ゴマの香ばしさが焦がしキャラメルのような存在感となっている。冷凍したものはサックリ食感で、これもまた…。

今日も私は、自分の機嫌をとることに成功した。