私の壁見えてますか
2020年11月22日 17時27分 JST

りゅうちぇるさん、選択的夫婦別姓を「話し合うことで絆深まる」。いい夫婦の日のイベントで発言

いい夫婦の日(11月22日)に開かれたイベントで、りゅうちぇるさんは「付き合っている段階からお互いの理想をしっかり話し合うことが大切」と呼びかけた

学校総選挙プロジェクト(Tポイント)主催「選択的夫婦別姓について語ろう!」イベント
選択的夫婦別姓について考えを語るりゅうちぇるさん

選択的夫婦別姓について話し合うイベントが22日に東京都内で開かれ、登壇したタレントのりゅうちぇるさんは「別姓でいろんな問題が出てきたとしても、話し合いをへてより(パートナーとの)絆は深まると思う」と述べた。

イベントは、中高生など若者世代と政治・社会をつなぐことを目指す「学校総選挙プロジェクト」の一環。同プロジェクトに取り組むCCCマーケティングなどが、11月22日の「いい夫婦の日」に合わせて企画した。

タレントのりゅうちぇるさん、クリエイティブディレクターの辻愛沙子さん、参院議員の音喜多駿さん(日本維新の会)が登壇し、選択的夫婦別姓をめぐってそれぞれの思いを語った。

 

「付き合っている段階から話し合いを」

タレントのぺこさんと結婚し、2歳の子どもを育てているりゅうちぇるさん。結婚に伴い、妻のぺこさんがりゅうちぇるさんの姓に変更した。

りゅうちぇるさんは自身の体験について、「結婚する前からどうしたいかを話し合っていた。僕たちはお仕事も芸名でやっているので、僕の名字でいっかという感じでそこまで重く考えていなかった。自然な流れで決めていきました」と振り返った。

日本の現行制度では、法律婚の場合、男女のどちらかの姓しか選べない。

りゅうちぇるさんは、名字をめぐるパートナーとの対話に関して「結婚を意識してからでは遅いと思っていて、付き合ってた時から、お互い将来を一緒に歩んでいくのであれば、一番話し合っておかんといけんところかなと思います」と話した。

 

7割以上が「賛成」だが…

選択的夫婦別姓をめぐっては、全国で7割以上が「賛成」と答えたことが、研究者と市民団体の合同調査で明らかになった。若い世代を中心に賛成の声は高まっている一方で、「家族の絆が壊れる」といった反対意見も根強い。

これに対し、りゅうちぇるさんは次のように持論を展開した。

「僕たち(夫婦)の場合は、名字ごときで絆が壊れるなら結婚してねーよと思う(笑)。子どもが生まれて、別姓でいろんな問題が出てきたとしても、話し合いをへてより絆は深まると思う」

「名字が違うことによって絆が深まらないんじゃない、という意見ももちろん分かるんですけど、でも僕たちみたいな名字ごときでそんな変わらないよって思う強い夫婦もいるっていうこと。本当に人それぞれだと思います」

学校総選挙プロジェクト(Tポイント)主催「選択的夫婦別姓について語ろう!」イベント
登壇者の辻愛沙子さん

2015年の厚生労働省の調査では、結婚時に女性側の姓を選んだ夫婦はわずか4%だった

辻さんは、「男性側が仮に(女性の姓に)名字を変えた時、女性が変えるときには言われないような『名字を変えさせて可哀想』と言われたり、『名字すらも変えさせられない甲斐性がない男性』みたいなことを言われる、という記事も見たことがある。女性の名字の問題というよりは、男性側がどう?って聞いてみるとか、一緒に声を上げることもすごく大事だと思う」と述べた。

 

社会参加「踏み出して」

選択的夫婦別姓をめぐっては、若い世代を中心に賛同の動きが広がる反面、高齢者層では反対する人が多いとされ、今なお制度実現には至っていない。

音喜多さんは、若者の選挙の投票率が低いことを指摘。「政治家も(若い世代の投票率の低さを)分かっている。一番票を入れてくれる世代の方を向く政治家は多いと感じています」と述べ、投票に行くことを呼びかけた。

これに対し、りゅうちぇるさんは「10代20代だからって遠慮しないで。自分の意見一つで世の中が変わるかもしれない。社会参加は自ら一歩踏み出してやってほしい」と話した。

 

「理解できなくても、認める」

一人の親として、「社会がどうあったらいいか」との問いに、りゅうちぇるさんは次のように答えた。

「選択的夫婦別姓もそうですが、新しい時代の流れについていけない人もいるんですよね。ついて行きたくない人、自分のポリシーがある人もいる。その人に強要するのも良くないし、いろんな考えの人が生きているのが本当の多様性だと思うので、理解できないという人がいても全然あり。理解できないんだけど認めるっていう、柔らかい優しい社会になることが何よりも大切だと思う」

学校総選挙プロジェクト(Tポイント)主催「選択的夫婦別姓について語ろう!」イベント
選択的夫婦別姓について意見を交わす(左から)辻愛沙子さん、りゅうちぇるさん、音喜多駿さん