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2020年12月02日 19時13分 JST | 更新 2020年12月03日 09時22分 JST

周庭さんは“また日本に遊びに行く”と話していた。「正しいことをしているのに、この仕打ちはなんだ」友人らが憤り

「急に国家が統制して自由を奪う状況になった」(東京外国語大学・倉田明子准教授)

2019年6月に「逃亡犯条例」改正案に反対する無許可のデモに参加し、参加者を扇動したなどとして、香港の民主活動家3人に実刑判決が言い渡された

日本で強い影響力を持つ周庭(アグネス・チョウ)さんは禁錮10カ月、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)さんは禁錮13.5カ月だった。

周庭さんと親交のあるライターは「正しいことをしているのにこの仕打ちはなんだ」と憤る。また、専門家は「急に国家が統制して自由を奪う状況になった」と指摘する。

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周庭さん 11月23日撮影 (Photo by Tommy Walker/NurPhoto via Getty Images)

■「もともと泣く人ではない」

香港と日本のダブルで、周庭さんや黄之鋒さんとも親交のあるフリーライターの伯川星矢(はくがわ・せいや)さんは、実刑判決を受けて「周庭さんは“また日本に遊びに行く”とずっと話していたが、それが叶わなくなった。しばらく会えない人になってしまいました」と声を震わせた。

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伯川星矢さん(2020年8月 国会前)

周庭さんは判決を言い渡された際、涙を流したと伝えられるが「もともとそんなに泣く人ではない。ものすごいストレスがあったと思う。心が痛みます。正しいことをしているのに、この仕打ちはなんだろう」と疑問を呈した。

また、3人が実刑判決を受けたことについては「この判例ができてしまったことは、今後香港人が同じ活動をしたら、同じ仕打ちを受けると宣言されたに等しい」と強く批判した。

■「日本占領期以来の厳しい状況」

周庭さんらの支援者と連絡を取り合ってきた東京外国語大学の倉田明子准教授(中国近代史)は、今回言い渡された量刑について「周庭さんに関しては、香港の弁護士の話では減刑されるという見方もあったが、減刑なしの判決となった」とした。

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東京外国語大学・倉田明子准教授 2020年11月に開かれた記者会見

また黄之鋒さん、それに禁錮7ヶ月を言い渡された林朗彦(アイバン・ラム)さんについては「もともとは不法集会に関する罪では、前科の無いケースや学生などは罰金やボランティアなどが命じられていたが、徐々に量刑が重くなっていた。罪状に対して厳しい量刑ではないか」と指摘する。

周庭さんは11月23日の判決で保釈が認められず、収監されていた。「面会した支援者によると、収監された直後は元気があったが、毎日面会するたびに元気が無くなっていき、笑顔も消えていき体調も悪化した。保釈が認められなくなり、実刑判決が下される予測があったため、不安そうだったと聞いている」と話す。

また、去年の逃亡犯条例改正案の反対デモをきっかけに、民主派への圧力が強まる状況については「香港はすごく自由な社会だったが、急に国家が統制して自由を奪う状況になった。日本占領期(1941〜1945)以来の厳しい状況に急速に変わっている」と指摘した。