大雪の恐れ、明日にかけて再び...。1メートル超えの積雪も、山沿いでは雪崩に警戒

寒気が再び日本列島の広い範囲を覆い、北陸から北日本の日本海側は平野部でも雪が降る見込み。
雨雪レーダー 19日(土)7時10分 現在
雨雪レーダー 19日(土)7時10分 現在
ウェザーニュース

小康状態となっていた日本海側の雪は昨日18日(金)夜から再び強まりはじめました。群馬県みなかみ町・藤原の積雪は昨日18日(金)23時の段階で161cmまで減少しましたが、今日19日(土)7時の段階で185cmに増加しています。この雪は明日20日(日)まで続く見込みで、再び大雪に警戒が必要です。

明日にかけて再び積雪増 大雪に警戒

積雪の予想 20日(日)夜まで
積雪の予想 20日(日)夜まで
ウェザーニュース

19日(土)は低気圧が日本の東の海上で発達し、冬型の気圧配置が強まります。平地で雪になる目安の上空1500mで-6℃以下の寒気が再び日本列島の広い範囲を覆い、北陸から北日本の日本海側は平野部でも雪が降る見込みです。

また、すでに大雪となっている新潟・群馬県境付近の山沿いでも、再び大雪のおそれがあります。20日(日)夜までの48時間に予想される積雪は、北陸から東北の山沿いで60cmを超え、局地的には100cm前後も積雪が増える可能性があります。周りの方と協力して、こまめに雪かきをするようにしてください。

沿岸部では風が強く、吹雪となって見通しの悪くなる所が出てくるおそれもあります。

山沿いでは雪崩の危険性高まる

表層雪崩とは?
表層雪崩とは?
ウェザーニュース

山沿いの積雪の多い地域では、これまでの大雪に加えてさらに積雪増加するため、雪崩の危険性も増す見込みです。

週前半に積もった雪は、気温の上昇や重みにより雪が締まっていると考えられます。その上に新たな雪が大量に積もると、質の違う古い雪と新しい雪の境界を滑り面として、いわゆる「表層雪崩」が発生します。

真冬の厳冬期に多い雪崩ですが、今週の寒波による雪は真冬並みの大雪ですので、同様の雪崩が起きてもおかしくありません。山間部の道路は通行そのものが難しくなっている上、雪崩のリスクもありますので、できるだけ避けるようにしてください。

関連記事

注目記事