菅内閣の支持率が下落。安倍・麻生内閣と比べてみた。共通点は?

直近の3人の自民党系内閣について、発足から3カ月の支持率を比べてみました。
左から、首相就任時の安倍晋三氏、菅義偉氏、麻生太郎氏
左から、首相就任時の安倍晋三氏、菅義偉氏、麻生太郎氏
いずれも時事通信社

菅内閣が発足してから3カ月が経った。

報道各社の12月の内閣支持率調査では支持率の下落が目立ち、「先月より14ポイント下落」(NHK)、「(不支持率と)『支持』との差はわずか4%」(朝日新聞)、「減少は2カ月連続」(時事通信)などと報じられている。

直近の3人の自民党系内閣(菅義偉、安倍晋三、麻生太郎の各内閣)について、発足から3カ月の間の支持率を比べてみた。

(※比較する内閣支持率の数値は、テレビ朝日の「報道ステーション」の内閣支持率推移グラフを参考にしています)

菅、麻生内閣は似てる?

菅内閣は発足時の62.3%をピークに、支持率の下落が続き、3カ月後には38.4%まで落ち込んだ。

安倍内閣(第2次)では、発足1カ月後に初の世論調査があり、支持率は菅内閣とほぼ同じ62.4%からスタート。そこから一旦上昇後に下落し、62.5%に落ち着いた。

麻生内閣は発足時、支持率50.4%からスタート。菅内閣と同様、そこから下落を続け、21.7%となった。

不支持については、安倍内閣が発足3カ月間は10%台で推移していたの対して、菅、麻生両内閣は増加を続けた。菅内閣の不支持率は、発足時は16.3%と低水準だったが、39.6%に急増。一方麻生内閣は、スタートから33.3%と高く、そこから63.3%まで伸びた。

ちなみに、麻生内閣が自民党による政権の末期だったのに対して、第2次安倍政権が、旧民主党から政権奪還直後の内閣だった。内閣自体への評価に加えて、当時の政治状況も、内閣支持率に影響していた可能性もありそうだ。

3内閣の支持率について、1カ月ごとの推移は次の通り。

▽菅義偉内閣(2020年9月16日発足)

9月20日 支持62.3% 不支持16.3%

10月18日 支持56.1%、不支持19.8%

11月15日 支持55.9%、不支持22.5%

12月20日 支持38.4%、不支持39.6% ※支持と不支持が逆転

▽第2次安倍晋三内閣(2012年12月26日発足)

1月27日 支持62.4%、不支持18.8%

2月24日 支持67.1%、不支持14.0%

3月24日 支持62.5%、不支持16.5%

▽麻生太郎内閣(2008年9月24日発足)

9月26日 支持50.4%、不支持33.3%

10月5日 支持42.8%、不支持37.3%

11月16日 支持29.5%、不支持46.8% ※支持と不支持が逆転

12月21日 支持21.7%、不支持63.3%

報道ステーションの内閣支持率の調査方法は次の通り

【調査方法】それぞれ 電話調査( RDD 方式)や、層化二段無作為抽出(全国125地点)

【対象】 各1000〜1900人
【有効回答率】 各50%台

時事通信は自社の世論調査の結果を基に、菅、麻生両内閣について、発足時は比較的高かった支持率が急落している点を共通項として取り上げている

「それぞれ新型コロナウイルス禍、リーマン・ショックの影響を受け、就任直後の衆院解散を見送った」とも共通項をあげている。

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