緊急事態宣言でも小中高の一斉休校は要請せず 政府方針

政府は「小中高校は休校要請をしなくても問題ない」(幹部)と判断した。

小中高の一斉休校は要請せず 「問題ない」と政府判断

政府は首都圏の1都3県に緊急事態宣言を発出しても、小中高校を対象にした一斉休校の要請は行わない方針を固めた。コンサートなどのイベントも全面的な制限は行わない方向で調整している。複数の政権幹部が明らかにした。

安倍晋三前首相は昨年2月、緊急事態宣言の発出に先立ち、全国の小中高校などに臨時の休校を求めた。ただ、その後のクラスター(感染者集団)の発生状況を踏まえ、政府は「小中高校は休校要請をしなくても問題ない」(幹部)と判断した。

菅義偉首相は4日午前の記者会見で、飲食店の営業時間短縮などを重視する考えを示したうえで、「限定的、集中的に行うことが効果的だ」と述べた。

(朝日新聞デジタル 2021年01月04日 17時13分)

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