バイデン大統領、パリ協定への復帰に署名。マスクの着用義務化も

トランプ政権下で敷いたイスラム圏諸国からの入国制限の解除、学生ローンの支払い期限の延長にも署名した。
大統領令に署名するバイデン氏。
大統領令に署名するバイデン氏。
JIM WATSON via Getty Images

1月20日に就任したバイデン新政権が始動した。ホワイトハウス入りしたバイデン大統領は、大統領令や文書への署名を始めている。

CNNによると、先立って署名したのは3つの政策。

新型コロナ対策のマスク着用義務、トランプ政権で離脱した地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」への復帰、トランプ政権下で敷いたイスラム圏諸国からの入国制限の解除だ。

パリ協定への復帰により、アメリカは30日以内に、温室効果ガスの削減・抑制目標などの交渉の場に再び戻る見込みとなっている

マスクについては、連邦政府が所有する建物や場所内での着用やソーシャルディスタンスの徹底を義務化する。連邦政府職員に加えて請負業者にも適用されるという。

バイデン大統領はさらに、学生ローンの返済期限の延長にも署名。延長期限は、少なくとも2021年9月末までの見込みとなっている。

バイデン大統領は既に17の政策について署名を終えたと、CNNが報じている。

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