【否定】渡辺直美さん「絶対断るし、批判する」。容姿侮辱演出「芸人なんだから」「なんとも思ってない」の声に

演出プランを聞いていたら「絶対断ってますし、批判すると思う」
渡辺直美さん=2019年撮影
渡辺直美さん=2019年撮影
時事通信社

東京オリンピック・パラリンピック開閉会式の演出で、タレントの渡辺直美さんの容姿を侮辱するような企画が提案されていた報じられた件について、渡辺さんは3月19日、自身の公式YouTubeチャンネル『NAOMI CLUB』で行った生配信でコメントした。

「絶対断ってますし、その演出を私は批判すると思う」「体型のことをどうこう言う次元じゃないですよ。もう2020年代に入りましたから」など、問題になった企画案や、他人の体型に対して口を出す風潮について批判した。

体型や服装「自分のことは自分で決めたい」

渡辺さんは3時間以上におよぶ生配信の序盤で報道についてコメント。

報道を目にすることで、体型にコンプレックスを感じている人たちや、乗り越えてきた人たちが傷付くだろうことが心配だったという。体型について揶揄されることもあるとしつつも「今の自分が好き」で、「自分なりのポジティブな仕事をしてきたつもり」と力強く語った。

その上で、Twitterなど数々のコメントを見る中で「芸人なんだから、芸人の渡辺直美なんだからぜったいにこのブタという演出も楽しくやってたと思うよ」という声も多かったと指摘し、真っ向から否定した。

もしも、その演出プランが採用されて、私の所にきた場合は、私は絶対断ってますし、その演出を私は批判すると思う。目の前でちゃんと言うと思う。

だってよーく考えてみて。芸人だったらやるでしょ、違うって。だって普通に考えて、あんまり誰のことも批判したくないけど、言い方は悪いですけど、普通に面白くないっていうことと、意図が全くわからないっていうこと。これはシンプルに思う。だから、もしそれを出されたら、私は「面白くない、意図もわからないし、私がブタである必要性って何ですか」って私だったら言ってるなと思う。

これだけは伝えたいんだけど、芸人だったらっていうこと自体も違うからねっていう。今回の案、演出に関して、芸人だったらやるかといったら違う

容姿に関する「いじり」について、仕事をする中で声を上げられなかったこともあると振り返りつつ、体型や服装などについて「自分のことは自分で決めたい」「決めるのは私、決めるのはあなた。自分自身なんだということも伝えていきたい」と、揶揄するような発言に疑問を投げかけた。

「体型のことをどうこう言う次元じゃないですよ。もう2020年代に入りましたから」「その人の魅力だったりとか、いろんな人の第一印象は見た目からなんだけど、見た目の奥がわかるような人間になりたい」など、価値観をアップデートしようとも呼びかけている。

コメント欄には「体型に対して他人がとやかく言う時代は終わって欲しい」「涙が止まりませんでした」など、賛同する声が多数寄せられた。Twitter上でも「リスペクトします」「はっきり言えるのも考え方もカッコイイ」との投稿が相次いでいる。

情報番組では「何とも思ってないはず」のコメントも

渡辺さんは生配信前日の3月18日、所属する吉本興業を通じて「それぞれの個性や考え方を尊重し、認め合える、楽しく豊かな世界になれる事を心より願っております」などとコメントしていた

3月19日に放送された情報番組でもこの渡辺さんの言葉が取り上げられ、「渡辺さんは何とも思ってないはず」「仕事の幅が狭まったらマイナス」などとコメントされたが、渡辺さんの思いは別のところにあったようだ。

フジテレビ系『とくダネ!』では、お笑い芸人のカズレーザーさんが「渡辺さんは自分の容姿、ふくよかな体型で笑いをとってきたし感動も与えてきたし、それをもう自覚してらっしゃるので、正直この件について何とも思ってないはずなんですよ。全く興味もない。でも今何とも思ってないって今いうと、なぜなんとも思わないんだという批判の対象になるから、何かコメントを出さざるを得ないので、こういう大人な文章を出したと思う」とコメント。

司会の小倉智昭さんも「これで直美ちゃんの仕事の範囲が狭まるようなことがあったら、もっと直美ちゃんにとってはマイナス」と語っていた。

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