SHELLYさん「子どもがいじめられるから可哀想、は間違っている」同性婚めぐり発言【東京レインボープライド2021】

「本当に子どもに優しい社会っていうのは、偏見がなくて、みんな平等に生きられて、どんな状況でも同じようにチャンスが与えられる社会」
SHELLYさん
SHELLYさん
時事通信社

日本最大級のLGBTQイベント『東京レインボープライド2021(TRP2021)』が始まった4月24日、タレントのSHELLYさんがオンラインイベントにゲストとして初めて登場。司会から「変えたいルール」を問われると、SHELLYさんは「今すぐ、と思っているのは同性婚(の法制化)です」と訴えました。

SHELLYさんは、YouTubeで性教育チャンネルを開設し、若い世代に向けて性に関する情報を積極的に発信しています。

TRPの2021年のテーマは「声をあげる。世界を変える。」。SHELLYさんは、「自身が変えたいルール」との質問に対し、次のように答えました。

「大至急、今すぐと思っているのは同性婚です。同性婚が認められないと、LGBTQのコミュニティーみんなが否定されるというか。世の中にこういう人たちの同じような権利が認められない社会であってほしくないと私は思います。日本がそんな国であってほしくないと思います」

同性婚に反対する意見の中には、「同性カップルの子どもはいじめられるかもしれない」「子どもが可哀想」というものもあります。

こうした意見に対して、SHELLYさんは「いじめっていうのは、いじめる子が悪いんですよ、いじめられる子が悪いんじゃなくて」と反論しました。

「メガネをかけている、髪の色が他の子と違う、体の形が違う、お父さんが二人いるとか。なんだかんだ理由をつけて子どもは子どもをいじめる。それはいじめている子を教育してあげて、『いろんな人がいていいんだよ』って、『その人を見た目とか変えられないことでいじわるするのはよくないんだよ』っていう教育をするっていうのが本来の正しい社会であって、子どもがいじめられるから可哀想という考え方は、根本が間違っている

その上で、「大人の持つ偏見」と「子どもにとって優しい社会」の関係について、自らの考えを次のように語りました。

本当に子どもに優しい社会っていうのは、偏見がなくて、みんな平等に生きられて、どんな状況でも同じようにチャンスが与えられる社会。こういう世の中が子どもにとって優しい世の中なので、大人たちが偏見を外さない限りは、子どもにそれを求めても無理だと思います

TRP2021は、5月5日(水)までの12日間、オンラインで開催されます。

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