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2021年05月05日 11時38分 JST

「6億円当たった」電子マネー購入しようとする高齢者⇒セブンイレブン店員が機転

高齢の女性が来店し、店員の石井琴音さんに「電子マネーの買い方がわからないので、教えてほしい」と尋ねてきた。

朝日新聞社
感謝状を持つセブンイレブン村田中央店の店員石井琴音さん(右)ら=2021年4月20日、宮城県大河原町の大河原署、三井新撮影

「6億円当たった」買い方不明な電子マネー?店員の機転

 特殊詐欺を未然に防いだとして、宮城県警大河原署はセブンイレブン村田中央店(同県村田町)の店員に感謝状を贈った。「6億円が当たった」とするメールにだまされ、電子マネーを買おうとする高齢者を丁寧に説得し、通報につなげた。

 事件が起きたのは、3月22日午後。高齢の女性が来店し、店員の石井琴音さんに「電子マネーの買い方がわからないので、教えてほしい」と尋ねてきた。

 電子マネーを買うには、店内にある機器を操作する必要がある。購入希望額は、「千円」だという。石井さんは「何に使われますか」と問い返した。

 女性の答えは「友達に頼まれた」「友達の子どもに頼まれた」など、ころころ変わった。やりとりの中で、「メールが届いた」と言ったのが気になった。スマートフォンの画面を見せてもらうと、メールには、こんな趣旨のことが書かれていた。

 「6億2400万円が当たりました。受け取るには電子マネーが必要です。いますぐコンビニで電子マネーを購入してください」

 ただちに「詐欺なので、絶対支払わないで下さい」と伝えると、女性はようやく購入をあきらめた。やりとりを始めてから、10分ほどが経っていた。

 同店は、もともと高齢者の利用が多い。昨年10月から働き始めた石井さんは、普段から電子マネーを買おうとする高齢者を気にかけるようにしていた。

(朝日新聞デジタル 2021年05月05日 08時26分)

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