自治体のワクチン予約で電話殺到 NTTが携帯各社と連携し対策

5月10日から多くの自治体でワクチン接種予約が開始される見通しです。
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NTTおよび携帯各社は、新型コロナウイルスのワクチン予約殺到に伴う、固定電話全体の繋がりにくさを回避するため、携帯各社と連携したネットワーク制御を行うと発表しました。

NTTではこれまでも、特定電話番号に着信が集中した場合、「お話し中(ツーツー)」音を流すのではなく、「トーキー(電話が混み合っております)」に切り替え、短時間で通話を自動切断することで、通信設備を他の通話に利用できるようにしていました。

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今回、この対応を携帯各社にも拡大。携帯電話からのワクチン予約で特定番号への着信が集中した際に、NTT網に接続する手前の携帯網の加入者収容装置の段階で「トーキー(電話が混み合っております)および自動切断」に切り替えます。これによって、NTT網に無為なトラフィックが流れるのを防ぎ、固定電話全体のネットワーク品質の維持を図ります。

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5月10日から多くの自治体でワクチン接種予約が開始される見通しであることから、NTT東日本が調査した約100自治体の電話番号に対し同日朝から同様の措置を実施予定。なお、この制御は、特定の番号に対する大量の「不完了呼(お話し中等)」が想定される場合に起動する措置であり、特定番号への通話を繋がりにくくするものではないとしています。

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