可愛すぎる「犯ニャン」を“逮捕”。乾燥中のコンクリートに足跡を残す

栃木県の寺で、なんともかわいい事件が発生🐈
くっきりついた猫の足跡と猫のたーくん
くっきりついた猫の足跡と猫のたーくん
長楽寺のTwitterより

「緊急事態発生ーーーーーー!!」

そんなコメントとともに5月18日にTwitterに投稿された動画が大きな反響を呼んでいる。乾燥中のコンクリートにくっきりと残った猫の足跡とバツの悪そうな「犯ニャン」が記録されているのだ。

投稿したのは栃木県にある「長楽寺」のTwitterアカウント。6匹の猫を飼う長楽寺ではTwitterYouTubeInstagramに日頃から猫たちの写真や動画を投稿しており、ファンも多い。

ハフポスト日本版の取材に応じた長楽寺のおかみさんによると、「緊急事態」はこの日の午後、リフォームのためコンクリートの仕上げ塗りをしていた自宅玄関で起きた。

塗り終わって左官職人が離れた後、気づくと塗ったばかりのコンクリートの上に3つほど猫の足跡が…。「この子が側で見ていた」という証言を元に11歳のメス猫・ミー子を「確保」したが証拠はなく、特定には至らなかった。

その1時間後。

おかみさんは、さらに多くの猫の足跡がくっきりと残されているのを見つけることになり、「もう驚いて腰から崩れ落ちた」と振り返る。

しかし今回の犯人は証拠を残していた。1歳ほどのオス猫・たーくんの足の裏を見てみると、コンクリートが付着し汚れていたのだ。

すぐさまおかみさんは、残った足跡と、抱き上げたたーくんの足の裏を確認し「犯人に間違いない、栃木県警に連行します!」と話している動画をTwitterに投稿。たーくんはどことなくバツの悪そうな顔をしている。

「可愛すぎる」「犯ニャン確保されて良かった」「現場保存しないと」など多くの反響が寄せられ、栃木県警察交通企画課のTwitterアカウントからも「留置場所を確保してお待ちしております」とリプライが付き、人々をなごませた。

たーくんはその後「足拭きの刑」を受けたがコンクリートが落ちきらず足を洗うことになったのち、事件はなかったかのように昼寝を始めたという。

「左官屋さんが作業している時、猫たちが寝ていたので大丈夫かなと油断してしまいました」とおかみさん。

「ここまでやられるとは」と思ったというが、猫たちのファンも多く猫のお守りなども作っている長楽寺にとっては「笑い話になるし、いい記念にもなると思います」と、足跡はそのまま残しておくという。

注目記事