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2021年07月18日 11時33分 JST

韓国選手団の横断幕、IOCが撤去を要請 「五輪憲章第50条に違反する」

横断幕に書かれた文言が、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に海戦で活躍した「抗日の英雄」李舜臣将軍の言葉を連想させる文句として、日本側から反発が出ていた。

朝日新聞社
会見に臨むIOCのトーマス・バッハ会長=2021年7月17日午後5時13分、東京都江東区、諫山卓弥撮影

韓国選手団の横断幕に撤去要請 IOC「政治的な宣伝」

 東京五輪・パラリンピックの選手村に韓国選手団が掲げた横断幕をめぐり、国際オリンピック委員会(IOC)が「政治的な宣伝を禁じる五輪憲章第50条に違反する」として撤去を要請した。IOCのバッハ会長が17日の記者会見で要請を認めた。韓国体育会によると、横断幕は撤去された。

 横断幕には、ハングルで「臣にはまだ5千万国民の応援と支持が残っています」と記されていた。豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に海戦で活躍した「抗日の英雄」李舜臣将軍の言葉を連想させる文句として、日本側から反発が出ていた。

 これに対し、韓国体育会は、競技場内での旭日(きょくじつ)旗を掲げた応援を問題視した。横断幕の撤去に応じた理由について、同体育会は「IOCはすべての五輪会場で旭日旗に第50条を適用して判断すると約束した」としている。一方、大会組織委員会は、「旭日旗のデザインは日本国内で広く使用されており、政治的主張にならない」として、旭日旗を競技会場への持ち込み禁止物品にはあたらないとしている。日本の大会関係者は「IOCと韓国のやりとりは把握していないが、その後の取り扱いにも変更はない」と話す。

(朝日新聞デジタル 2021年07月17日 23時02分)

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