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2021年07月21日 13時10分 JST

【熱海土石流】起点付近の盛り土、2010年から基準超過を把握か。元熱海市幹部が証言

静岡県は、基準超の高さの盛り土がされていたとみている一方、土石流発生の以前から基準超過の状態を把握していたかどうかは「調査中」としていた。

朝日新聞社
2010年7月8日に撮影された土石流の起点付近にあった盛り土=静岡県熱海市、読者提供

盛り土、11年前から基準超把握か 元熱海市幹部が証言

 静岡県熱海市で起きた土石流災害の起点付近にあった盛り土について、造成当時に同市土木部門の幹部だった男性が朝日新聞の取材に応じ、おおむね造成が完了した2010年8月の時点で、県条例に基づく基準を超える大量の土が積まれていたと証言した。基準超過の状態を、11年前から行政側が把握していた可能性が出てきた。

 県は、基準超の高さの盛り土がされていたとみている一方、土石流発生の以前から基準超過の状態を把握していたかどうかは「調査中」としていた。

 元幹部は、造成が完了したとされる10年当時に複数回、盛り土の現場を訪れたという。市は当時、土地を所有していた業者に対し、土砂について「多すぎるから搬出するよう伝えていた」が、業者は「金がないので出せない」と拒んだと証言した。土地は11年2月に現所有者に譲渡された。

(朝日新聞デジタル 2021年07月21日 11時26分)

 

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