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2021年07月22日 16時18分 JST

小林賢太郎さん解任でユダヤ人団体幹部がコメント。「芸人であっても、『冗談』と『ジェノサイド』を隣り合わせにしてはならない」

米国の有力ユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」のクーパー副代表は、小林氏の解任について「適切な動きだ」と語った。

朝日新聞社
米ユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」のエイブラハム・クーパー副代表=団体のホームページから

小林氏の解任は「適切な動き」 米ユダヤ人団体幹部が語る

 東京五輪で開閉会式のディレクターを務める小林賢太郎氏(48)が解任されたことを受け、米国の有力ユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」のエイブラハム・クーパー副代表は22日夜(日本時間23日午後)、朝日新聞の電話取材に応じ、「適切な動きだ」と語った。同団体は、小林氏が過去に「ユダヤ人大量虐殺ごっこ」と発言したことに対して、非難する声明を出していた。

 クーパー師は小林氏の動画をめぐり、「状況は異なるが、ナチスの犠牲者の家族が感じていることを日本の方にもわかってほしい。もし、北朝鮮に拉致された人たちのことをお笑い芸人が冗談にしたら、日本の人びとはどう感じるだろうか」と語った。

 「世界中から選手たちが集い、五輪旗のもとで競い合い、平和と相互理解を促進しようという、五輪の理念に反するものだ。芸人であっても、『冗談』と『ジェノサイド』を隣り合わせにしてはならない」

 また、「表現の自由を攻撃するつもりはない」と前置きしつつ、「人間の尊厳に関しては、基本的な規範がある。苦しみ続ける人たちが『冗談』の標的になってはならない」と非難した。

(朝日新聞デジタル 2021年07月22日 15時34分)

 

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