フェンシング宇山賢選手、もう一つの顔は“ギタリスト”だった。エペ団体金メダル(東京オリンピック)

星野源さんの「うちで踊ろう」やYOASOBIの楽曲など、ギターを演奏する動画が数多く投稿していた。
東京オリンピックに臨む宇山賢選手
東京オリンピックに臨む宇山賢選手
Elsa via Getty Images

7月30日に開かれた東京オリンピックのフェンシングエペ団体決勝で日本が勝利し、日本フェンシング勢として初の金メダルに輝いた。

団体の一員として活躍した宇山賢選手には、フェンシング選手と別にもう一つの顔があった。それは“ギタリスト”だ。

Instagramなど本人のSNSには、自身がギターを演奏する動画が数多く投稿。お気に入りの楽曲を弾いたり、スタジオで練習したりする様子が映っている。

初めての緊急事態宣言が発令された2020年4月。

星野源さんがインスタ上で公開した楽曲「うちで踊ろう」とコラボした動画を投稿。ギターやコーラスを重ねる姿を披露している。

「昨日緊急事態宣言が発令され、練習拠点も閉鎖されました。不安と焦りで悩んでいる時にこの動画と出会ったので流行りに乗ってコラボさせていただきました!」と、投稿の経緯をつづっている。

1年以上前の動画をさかのぼって見た人から、「金メダルおめでとうございます!」という祝福コメントも贈られていた。

そのほかにも、King GnuやYOASOBIの楽曲や、坂本龍一さんの「戦場のクリスマス」のピアノ演奏と、多彩な音楽スキルを披露していた。

そんな宇山選手は、昨夜の団体決勝で3、5、7番手で登場。5番手として登場した際には8得点するなど、チーム最多の19ポイントを挙げ、金メダルに大きく貢献した。

フェンシング界のオリンピックメダルは、2008年北京オリンピックで太田雄貴氏が獲得したフルーレ個人の銀と、12年ロンドン大会フルーレ団体銀の計2つ。最も競技人口が多いエペ種目で、悲願の金メダルを獲得した。

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