産休も育休も特別じゃない。世界トップレベルの「男女平等」国のリーダーたちがこれだ【写真】

サウナと海で過ごしたことを報告したフィンランドの党首。何気ない1枚の写真から、女性が政治参画しやすい環境にあることが伝わってきます。

世界トップレベルの男女平等の国として知られるフィンランド 。

その現在地がよく分かる1枚の写真を、駐日フィンランド大使館がTwitterでシェアしました

写真は、中央党の党首で財務大臣のアンニカ・サーリッコ氏がツイートしたもの。サウナと海で過ごしたことを報告する内容で、連立政権をつくる5政党の女性の党首たちが写っています。サンナ・マリン首相も、同じ写真を自身のInstagramに投稿しました。

大使館によると、5人のうち4人は30代。一人一人を見ていくと、政党や政権の要職につきながらも、産休・育休を取得し復帰するという働き方が珍しくないことが分かります。

左は、2019年に歴代最年少となる34歳で首相に就任したサンナ・マリン氏。

その隣のサーリッコ氏は、2020年の育休明けに中央党の党首に就任しました。

一番後ろのリ・アンダーソン教育大臣は、2020年末から産休・育休を取得。今夏に復帰しています。

右の赤いジャケットを着たマリア・オヒサロ内務大臣は、緑の党の党首選への立候補を表明した際、妊娠中であることを公表。年末に出産を予定しています。

男女格差の大きさを国別に比較した世界経済フォーラムの「ジェンダーギャップ指数2021」で、フィンランドは世界156カ国中2位。一方、日本は政治分野(147位)が足を引っ張り、120位との結果になりました。

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