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2021年10月11日 10時40分 JST

35歳オーストリア首相が辞任 世論形成に公金か、汚職容疑で捜査

検察の発表によると、クルツ氏ら10人は2016~18年、クルツ氏に有利な世論が形成されるよう、世論調査会社やメディアグループに公金を支払った疑いが持たれている。

朝日新聞社
オーストリアのクルツ首相=2021年9月9日、ベルリン、野島淳撮影

35歳オーストリア首相が辞任 世論形成に公金か、汚職容疑で捜査

 中欧オーストリアのクルツ首相(35)は9日、辞任を表明した。汚職の疑いで自身や側近らが検察当局から強制捜査を受けていた。クルツ氏は関与を否定しているが、連立する環境政党・緑の党が不信任に回る見通しになったため、政権維持のために身を引いた。

 クルツ氏は同日、声明を発表。「疑惑はうそだ」としたうえで、新型コロナウイルスの感染拡大が終わっていない状況で、「混乱を招くのは無責任。自分よりも国の方が大切だ」と述べ、辞任の意向を表した。

 後任には、外交官出身のシャレンベルク外相(52)を推す考えを示した。

 オーストリアの検察当局は6日、クルツ氏が率いる中道右派の与党・国民党の党本部や首相官邸、財務省などを家宅捜索した。

 検察の発表によると、クルツ氏ら10人は2016~18年、クルツ氏に有利な世論が形成されるよう、世論調査会社やメディアグループに公金を支払った疑いが持たれている。

(朝日新聞デジタル 2021年10月11日 09時15分)

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