ヒョウに幼い我が子をさらわれた。母親が追跡、生身で立ち向かい奪い返す

インド中部の虎保護区で発生。職員は「おそらく、ヒョウは母親の勇敢さにおののいて、子どもを離した。すぐさま母親が息子を奪い返すと、ヒョウは彼女に襲いかかったが、彼女の勇敢さが勝った」と説明した。
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Sourabh Bharti / 500px via Getty Images

インド中部マディヤ・プラデーシュ州の村で、ヒョウに幼い我が子をさらわれた母親が、後を追いかけて奪い返す出来事があった。

この出来事が起きたのは11月30日。

Indiatimesによると、母親は3人の息子たちと、家の外にくべた焚き火を囲んで座っていた。その時、ヒョウがどこからともなく姿を表し、幼い息子のひとりを口で咥えてさらったという。

虎保護区ディレクターのIndiatimesに対する説明によると、母親は、無事だった2人の息子たちに家の中に入るように伝え、ヒョウを追って森の中へとかけたという。すると、ヒョウは茂みに身を寄せ、爪で息子を抱えていた。

母親は諦めず、棒を使ったり、叫んだりしてヒョウを追い払おうとした。

虎保護区の職員はIndiaTimesに次のように説明している。

「おそらく、ヒョウは母親の勇敢さにおののいて、子どもを離した。すぐさま母親が息子を奪い返すと、ヒョウは彼女に襲いかかったが、彼女の勇敢さが勝った」

騒ぎを聞いた他の人たちも姿を見せると、ヒョウは逃走したという。

CNNによると、息子はヒョウの歯が食い込むけがで病院に搬送されたが、大けがはなかったという。家族が住んでいた村は、国立公園・虎保護区の緩衝地帯にあり、フェンスなどで囲われていなかった。

マディヤ・プラデーシュ州のチョウハン州首相は11月30日、Twitterで救出劇の後の母親と息子の写真を投稿した。

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