アメリカの小売り大手ウォルマートは1月5日、配達員が留守宅の冷蔵庫に食品を直接届けるサービス「インホーム」について、2022年に利用可能な対象をアメリカの3000万世帯に拡大すると発表した。
ウォルマートはサービス拡大のため、22年中に3000人以上の配達員を雇用し、電動の配達用バンを導入する予定だ。
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インホームはウォルマートが2019年に開始した宅配サービスで、月額19.95ドル(約2300円)、または年額148ドル(約1万7000円)。現在、アメリカの600万世帯が利用可能という。
利用者はオンラインで食品を注文。配達員は利用者の自宅に到着すると、ワンタイムアクセスコードを使ってドアやガレージの鍵を解錠して入る。配達員のベストに装着されたカメラが作業の様子を記録し、利用者は配達後、最大で1週間、携帯電話から見られるという。
ウォルマートはインホームについて「最新の配送オプションで、小売業者のラストワンマイル戦略の重要な一部分だ」と説明している。
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