「誠意をもって対応しているつもりなのに…」
携帯ショップで店員として働く主人公。お客さんに対する「誠意」と、先輩から言われる売り上げとの間で悩みます。そんな時に出会ったお客さんとの対話で「誠意」とは何かを考えることに。
働く上での葛藤を描いた29ページのマンガが、Twitterで反響を呼んでいます。このマンガに対して「まさに同じ状況で悩んだことがあります」「誠意を持って接して笑顔が帰ってくるのが大切ですよね」「めっちゃ共感しました」などの声が寄せられています。
■誠意って何なんだろう…
携帯ショップで働く主人公。修理に訪れたお客さんに「もっと誠意を見せなさいよ!」と言われ、「誠意って何なんだろう」と考えます。一方で先輩店員からは売り上げが悪いことを指摘され、「こっちも商売なんだから」と言われてしまいます。
悩む中で主人公が出会ったのは最新機種のスマートフォンに買い替えたばかりだというおじいさん。使い方が分からないからお年寄り向けの操作が簡単な機種に変えてほしいと主人公に頼みます。
そこで主人公が提案したのは機種変更をするのではなく、そのスマートフォンの使い方を教えるということ。
その後、おじいさんはおばあさんと一緒に再びお店へ。おばあさんからは主人公の誠実な対応に感動したと感謝され、おじいさんもスマートフォンを使って孫の写真が見られたと喜びます。
そして、物語の最後。主人公は自分なりの「誠意」の答えを見つけます。
作品の続きはこちらから読めます。
■みれさんとの一問一答
ハフポスト日本版は、このマンガを投稿したみれさんに取材しました。みれさんとの一問一答は以下の通りです。
ーーこのようなテーマでマンガを描こうと思ったのはなぜでしょうか?
こちらの作品はコンテストに応募した作品になります。
いくつかのテーマの中から1つテーマを選んでマンガを描くといったコンテストで。
その中で私が選んだテーマが『誠意』でした。
『誠意』という言葉は私自身が以前から、きちんと意味を理解していないと感じていて自分なりの答えをマンガの中で表現できたらいいなと思いこのテーマで描くことに決めました。
ーーこのマンガを通して伝えたかったことは何でしょうか?
このマンガを読む方が自分なりに『誠意』の意味を考えたり、見つけたりする
きっかけになればいいなと思いながら描きました。
マンガの主人公の青木さんが見つけたように、自分なりの『誠意』の意味を見つけて前向きな気持ちに少しでもなっていただけたら嬉しいです。
ーー今回のマンガには2万2千件を超える「いいね!」が付くなど大きな反響が寄せられていますが、どのように感じていらっしゃいますか?
こちらのマンガはコンテストでは最終選考で落ちてしまい、賞をいただくことはできなかった作品になります。
Twitterを通して多くの方に読んでいただき、沢山のご感想をいただけてとても嬉しいです。
ーーマンガには仕事の中で「誠意」について悩む人からも多くのコメントが寄せられていますが、そのように悩んでいる人たちに向けて何かメッセージはありますでしょうか?
『誠意』といった言葉の意味はとても難しく、人それぞれ感じ方が違うと思います。
マンガを通して、自分なりの答えを見つけるお手伝いができれば嬉しいです。