井上尚弥vsドネアの再戦で思い出される3年前の“ある出来事”【ボクシング3団体王座統一戦】

井上尚弥選手はこれまで同じ選手と二度戦ったことはない。ドネア選手との約2年7ヶ月ぶりの再戦は、主要4団体の王座統一を見据えたプライドをかけた戦いになる。
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計量を一発でパスしたIBF・WBAバンタム級統一王者の井上尚弥(左)とWBC王者のノニト・ドネア(フィリピン)
計量を一発でパスしたIBF・WBAバンタム級統一王者の井上尚弥(左)とWBC王者のノニト・ドネア(フィリピン)
時事通信社

プロボクシングの井上尚弥選手(日本)とノニト・ドネア選手(フィリピン)の一戦が6月7日、さいたまスーパーアリーナで行われる。

井上選手は現在、国際ボクシング連盟(IBF)、世界ボクシング協会(WBA)バンタム級の統一王者。一方のドネア選手は世界ボクシング評議会(WBC)の同級王者で、同試合は3団体の「王座統一戦」となる。

井上選手の登場(放送)時間や視聴方法、見どころについてまとめた。

「瞬き厳禁!!」井上尚弥選手、最高の仕上がりアピール

井上選手は6日、前日計量に臨み、バンタム級の制限体重の53.5キロちょうどでクリアした。井上選手は同日Twitterで「リミットでクリア。最高に仕上がった!明日はSSA(さいたまスーパーアリーナ)で待ってるよ。瞬き厳禁!!」とツイートし、順調な仕上がりをアピールしていた。

一方、ドネア選手も53.4キロでクリアしている。

両者は2019年の「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ」で対戦。この時は井上選手が12Rを戦って3-0で判定勝ちしている。

井上選手は2Rでドネア選手の左フックを顔面に受け、右目の上から出血。それでも終盤11Rに井上選手が放った右アッパーからの左フックでダウンを奪った。

壮絶な戦いは、ボクシングファンの心をしっかりと掴んだ。

試合後、井上選手は「ドネア選手がめちゃくちゃ強かった。(右目上を切った)2回から最後までぼやけていた。世代交代といえる内容ではなかった。これが今の実力」と語っていた。

「トロフィーを一晩貸して」。ドネア選手への計らいが感動を呼ぶ

この試合の後、井上選手がドネア選手に見せた対応も感動を呼んだ。

ドネア選手は井上選手に優勝トロフィーを一晩貸してくれと頼むと、井上選手がそれに応じたという。

ドネア選手は「私はトロフィーを持ち帰るために日本に来た。息子たちにトロフィーを見せると約束したんだ。涙ながらに、恥をしのんで井上にトロフィーを一晩だけ貸してくれないかとお願いしたんだ。僕のためでなくて、約束を守るために」とツイートしていた。

井上尚弥vsノニト・ドネア戦、放送時間と視聴方法は?

約2年7ヶ月ぶりの再戦。7日のさいたまスーパーアリーナでの一戦は、Amazon prime videoで独占ライブ配信される。地上波などテレビでの放送はない。

Amazonプライムの会員でない人は、公式サイトから30日間の無料体験に申し込むか、月額500円で会員になる必要があるので注意が必要だ。

SNSでは「テレビでやってほしかった」「世界戦なのだからテレビで見たい」という率直な意見も数多くあがっていた。

番組では午後6時半から「井上拓真 vs 古橋岳也」「平岡アンディ vs 赤岩俊」、午後9時前後から「井上尚弥 vs ノニト・ドネア」の注目の一戦をライブ配信予定だという。

日刊スポーツによると、井上選手は前日軽量時、「ドネアも調子が良さそう。こんなにワクワクする試合は久しぶり。明日は思う存分、暴れたい」と気合のコメントを残した。

井上選手はバンタム級で主要4団体の王座統一を見据えている。そのためには今回、ドネア選手に勝ち、3団体統一チャンピオンとなることが必要だ。

ちなみに、井上選手はこれまで同じ選手と二度戦ったことはない。ドネアとの再戦は、王座統一はもちろん、自身のプライドをかけた戦いになる。