伊藤詩織さん訴訟、「同意ない性行為」認め賠償確定。山口敬之さんへの名誉毀損も 最高裁

二審・東京高裁は、山口敬之さんに約332万円の賠償を命じた一方で、伊藤詩織さんに名誉を傷つけられたとする山口さんの反訴請求の一部を認め、伊藤さんに55万円の支払いを命じていた。
最高裁判所(東京都千代田区)=2016年撮影
最高裁判所(東京都千代田区)=2016年撮影
時事通信社

ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者の山口敬之さんから性的暴行を受けたとして損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷は7月7日付で、山口さんの上告を退ける決定をした。性行為に同意がなかったとして山口さんに約332万円の賠償を命じた二審・東京高裁判決が確定した。朝日新聞など複数のメディアが報じた。

また、伊藤さんの著書などで名誉を傷つけられたとして山口さんが賠償を求めた反訴についても、同日付で伊藤さん側の上告を退けた。伊藤さんに55万円の賠償を命じた二審判決が確定した。

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