憲法改正「できる限り早く発議に」。岸田首相が会見「安倍元総理の思いを受け継ぐ」

今後の政局については「偉大な政治リーダーを失ったわけだから、さまざまな影響がある」と述べた
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参院選の投開票から一夜明けた7月11日、岸田文雄首相が記者会見を開き、憲法改正について「できる限り早く発議に至る取り組みを進める」との意向を表明した。

開票センターで当選確実の候補者名に花を付ける岸田文雄首相(自民党総裁)=10日夜、東京都千代田区
開票センターで当選確実の候補者名に花を付ける岸田文雄首相(自民党総裁)=10日夜、東京都千代田区
時事

岸田首相は記者から憲法改正について問われ、「臨時国会を本格的に開催することになったならば、(憲法改正の)議論をしっかり引き続き盛り上げたい」とした。国会での議論を前進させ、憲法改正の具体的な内容についての「3分の2の(賛成の)結集をしっかり図りたい」と述べた。

「議論を進めていくことが、国民も憲法改正の理解を深めるチャンスになる」とした上で、「国民の理解促進と相まって、結果、憲法改正にたどり着くという道のりをしっかり示したい」と強調した。

安倍元首相の死去「悔しくてならない」

岸田首相は会見の冒頭で、与党が勝利を収めた選挙結果について、「遊説中に卑劣な暴力により亡くなった安倍晋三元総理のこの国への想いや、自分たちが感じている危機感を正面から受け止めて、日本を守り、未来を切り開くために、全力で仕事を進めよと、国民の皆さんから叱咤激励をいただいたと覚悟を新たにしている」と述べた。

安倍元首相が襲撃されて死亡した事件については、「暴力が突然、世界から愛された偉大なリーダーの命を奪ったこと、悔しくてならない」とした上で、「1番悔しかったのは、日本を取り巻く環境が大きく変わり、内外の課題が山積する中で、凶弾に倒れた安倍元総理自身だったと思う」と強調。

「安倍元総理の思いを受け継ぎ、特に情熱を傾けていた拉致問題、憲法改正など、自身の手で果たすことができなかった難題に取り組む」との意向を表明した。

銃撃事件が選挙に与えた影響を問われると、「事件が、民主主義の根幹である選挙の最中に起きたことについては、多くの国民の皆さんが民主主義、あるいは選挙に、不安を感じたことだと思う」と述べた。その上で、「多くの皆さんが協力していただき、民主主義の根幹であるこの選挙を最後まで完結することができたのは、大変大きなこと」と評価した。

政局への影響については、「偉大な政治リーダーを失ったわけだから、さまざまな影響がある。影響がないとは言えないと思っている」とした上で、「今はまさに戦後最大級の危機に直面している状況。こうした状況の中で、やはり有事の政権運営を考えなければならない」と述べた。