「黙々と潰すのが地味に快感...」という方もいるかもしれない“プチプチ”。大人であれば、一度は触れたことがある、潰したことがあるという人がほとんどかもしれません。
主に割れ物などの梱包の際、衝撃を守るために使われるものですが、8月8日は「プチプチの日」でもあります。
記念日にちなんで、プチプチに関する意外と知られていない知識も含めて紹介します。
そもそも、“プチプチ”とは?
そもそも、“プチプチ”は川上産業株式会社の登録商標。公式サイトによると、同社は日本独自で初めて“プチプチ”の製造と販売をはじめたといいます。同社は設立以来、空気を利用したプラスチック資材の開発や製造などを行なっています。
同社が展開するプチプチ文化研究所の公式サイトによると、「プチプチの日」は、“プチプチ”の粒の並びの一部が8に見える、また88(パチパチ)という音を立てて潰すことなどから日本記念日協会に認定されたといいます。
意外と知らないプチプチに関する知識
“プチプチ”の一つ一つの粒には、言わずもがな空気が入っています。
同社によると、年間に封入している空気の量はなんと東京ドーム565個分にも及び、1日の生産量は全ての工場で1日あたり富士山の面積に匹敵するといいます。
さらに驚くべきは、その種類の豊富さ。標準のタイプだけでも、包むものに合わせて20種類以上あり、他の素材と組み合わせたものや機能を持たせたもの、印刷を施したプチプチなどを含めると1000種類以上あるといいます。
実は防災・減災に役立つって知ってた?
さまざまな用途がある“プチプチ”。実は断熱保温効果があり、災害発生時など、「いざという時」に使えます。
同社は公式サイトで「被災地支援プチプチあったか活用術」を紹介。「床に敷いたり、窓に貼ったりすると、冷気を防ぐことができます。直接着たり、体に巻いたり、包まって寝ることでさらに暖かく過ごせます」と説明しています。
寝袋として使用できる商品もあるという。いざという時のために、プチプチを手に入れたら保管しておくというのもいいかもしれません。
ポリエチレンを主な原料としている“プチプチ”はリサイクルが可能で環境にも優しいという側面があります。製品全体の80%以上に再生原料が使われているといいます。