「ムーミンの日」が8月9日になった理由。「ムーミンの誕生日」や「6月3日」案も検討されていた

『ムーミン』シリーズは、小説、絵本、コミックスとして描かれ、今日も世界中で愛され続けています。

8月9日は「ムーミンの日」。

世界中で愛される、丸くて白い体が特徴の癒やしキャラクター、ムーミン。

一体なぜ8月9日が「ムーミンの日」となったのでしょうか?

フィンランドのテーマパーク「ムーミン・ワールド」で来場者と対面するムーミンのキャラクターたち(2008年7月9日撮影)
フィンランドのテーマパーク「ムーミン・ワールド」で来場者と対面するムーミンのキャラクターたち(2008年7月9日撮影)
Bob Strong via Reuters

「ムーミンの日」は作者トーベ・ヤンソンの誕生日

『ムーミン』シリーズはフィンランド人の作家・画家であるトーベ・ヤンソンによって生み出されました。

このトーベ・ヤンソンが生まれたのが1914年8月9日。

そして、2005年に出版60年を記念してトーベ・ヤンソンの誕生日である8月9日を「ムーミンの日」と制定されたといいます。

「ムーミンの日」を決める際、関係者全員で悩んだというエピソードが、公式サイトで紹介されています。

当初は「ムーミンの誕生日が一番ふさわしい」という案が挙がっていましたが、すぐになくなったそうです。その理由をこう説明しています。「トーベさんの書いた原作の中にはムーミンの誕生日のことは出てきません。それどころか登場人物の誕生日はまったく書かれておらず「ムーミンパパの思い出」の中に生まれたときのお話が出てくるちびのミイですら、それが夏至のころとしか分かりません」他にも「最初の本が発表されてから60周年なのだからその本の出版日がいいのでは?」という案や、「ムーミンのファンは以前から6月3日をムーミンの日と言っているし、その日にしてはどうだろう」という意見があったといいます。何度も打ち合わせを重ねた結果、トーベさんの誕生日の8月9日に決まりました。

2022年の「ムーミンの日」のテーマは「一緒に」。

ムーミンの公式サイトによると「ムーミン谷にいる生きものたちはみんな個性的。でも、決して個人主義というわけではありません。まわりの仲間たちと一緒に何かをしたり、互いに離れていても相手を思いやったり」とそんな「一緒に」が2022年の「ムーミンの日」のテーマだと記しています。

『ムーミン』シリーズは、最初の小説が発表されてから77年目を迎えます。小説、絵本、コミックスとして描かれ、今日も世界中で愛され続けています。