細田守監督を救ったのは、ディズニーの『美女と野獣』だった。「仕事を辞めたいと思っていた時に...」【秘話】

映画『竜とそばかすの姫』が「美女と野獣に似てるって思ったらそういう事だったのか」。細田守監督とディズニーの繋がりに対し、SNSで大きな反響が寄せられました。
『竜とそばかすの姫』のワンシーン
『竜とそばかすの姫』のワンシーン
©︎スタジオ地図

細田守監督のアニメーション映画『竜とそばかすの姫』が9月23日、日本テレビ系の『金曜ロードショー』で地上波初放送され、SNSで注目を集めた。

金曜ロードショーの公式Twitterは、細田監督の同作とディズニー映画『美女と野獣』の繋がりに関するツイートを複数投稿し、エピソードを紹介した。

その中の“ある1つのツイート”には、特に大きな反響が寄せられた。

『美女と野獣』をモチーフにしてみたいと思っていた

金曜ロードショーの公式Twitterによると、細田監督は「30年来、『美女と野獣』をモチーフにしてみたい」と考えていたという。

その上で、「真実と虚偽が表裏一体になっているネットの世界が、暴力的だった野獣が徐々に愛らしくなっていく表裏一体感とシンクロするのではとひらめき、今の時代に映画を作る切り口として「ネットの世界で『美女と野獣』をやる」というアイディアに至ったのだそう」とエピソードを紹介した。

このツイートに対し、SNSでは「美女と野獣のオマージュかなーって思ってた」などと納得の声が寄せられていた。

『竜とそばかすの姫』と『美女と野獣』の共通点の一つといえば、「ベル」というキャラクターが登場することだ。

そもそも、『竜とそばかすの姫』の登場するベルのキャラクターデザインを担当したジン・キムさんは、ディズニーアニメーションを数多く手掛けてきた。

例えば、ディズニーの人気作『アナと雪の女王』や『塔の上のラプンツェル』『ベイマックス』などを担当している。

金曜ロードショーの公式Twitterでは、細田監督がキムさんに会った際、「『いつか一緒に(仕事を)やりたいね』と言ってもらったことから、(『竜とそばかすの姫』)のベルのキャラクターデザインを依頼することになりました」と経緯を明かしている。

『美女と野獣』は1人のアニメ監督を救っていた

繋がりが深いと言える、2つの作品。金曜ロードショーの公式Twitterのツイートでは、もう一つのエピソードが明かされた。

細田監督について「東映動画に入社した年に公開されたこの作品(『美女と野獣』)を、仕事を辞めたいと思っていた時に観て、『こんなにすばらしい作品が作れるのだから』と仕事を続ける勇気をもらったそう」とツイート。

『美女と野獣』は1991年に公開された映画(※日本での公開は1992年)。今から約30年前のことだ。同作は「仕事を辞めたい」と思っていた一人のアニメ監督を奮い立たせた。

もしこの時、細田監督が東映動画(現:東映アニメーション)を退社していたら、『竜とそばかすの姫』はもちろん、ヒット作となった『サマーウォーズ』も『おおかみこどもの雨と雪』も誕生していなかったかもしれない。

SNSでは「わかる。ディズニーは一作くらい人生変えるの出てくるよね」「やっぱり美女と野獣に似てるって思ったらそういう事だったのか」など多くの反響が寄せられていた。

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