プラスサイズのディズニーヒロイン登場。歓迎されるも、より多様なストーリー期待する声も

ディズニーは近年、キャラクターの多様化に積極的に取り組んできている。そんな中登場した「プラスサイズ」のヒロイン。多くの人が歓迎するも、一部からは批判的な声も上がっている。
ディズニー+で公開中のショート作品『リフレクト』から
ディズニー+で公開中のショート作品『リフレクト』から
© 2022 Disney

ディズニーが、プラスサイズの女の子が主人公を演じたアニメーション作品を公開した。

CNNなど複数の海外メディアによると、プラスサイズのヒロインはディズニー史上初めてだという。

ディズニー+で9月から配信されているショートフィルム『リフレクト』は、ふくよかな体型をしたバレエダンサーの女の子のお話。

彼女はボディイメージに苦しむが、自分の内なる強さを発揮することで、疑念や恐怖を克服していく。ここ数年広まっている「ボディ・ポジティブ」なメッセージが込められた作品だ。

ディレクターを務めたのはヒラリー・ブレインフィールド氏。米ニュース番組Todayによると、『アナと雪の女王2』や『ミラベルと魔法だらけの家』の制作でも活躍してきたストーリー・アーティストだと言う。

ソーシャルメディアでは、視聴したファンから多くのポジティブなメッセージが寄せられている。

「バレエクラスの中で自分だけ太っているのが嫌で辞めた16歳の時に見たかった!今の幼い子たちにこの作品があってよかった」


「ディズニーにプラスサイズのヒロインが登場して勇気づけられた」

一方、これは子どもの肥満を推奨している、などのネガティブなコメントも見られた。

また、ふくよかな主人公=ボディイメージに関する話、というストーリーにうんざりしている、ともあった。

「なんで太ってても幸せなディズニーヒロインじゃダメなの?太ってても、ボディイメージに悩まず、普通に日常を楽しんでる子じゃダメ?」

ディズニーは近年、キャラクターの多様化に積極的に取り組んでいる。非白人の主人公も増え、キャラクターのルーツにある国や文化を忠実に描くことを大切にしてきた。

他にも、バイセクシャルの少女ゲイの男性メガネをした少女を主人公とした作品を発表しており、性的指向や容姿の多様化も見られるようになってきた。

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