台風2号、世界の気象機関の進路予測は?週後半には猛烈な勢力に

日本列島への影響は、現時点でまだはっきりせず。引き続き新しい情報の入手を心がけてください。
台風2号
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5月23日(火)9時、台風2号(マーワー)は非常に強い勢力となりました。中心付近には台風の目が現れ、周辺の活発な雲がグアム島に近づいています。

▼台風2号 5月23日(火)9時現在
中心位置 マリアナ諸島
大きさ階級 //
強さ階級 非常に強い
移動 北 10 km/h
中心気圧 955 hPa
最大風速 45 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 60 m/s
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今週後半には猛烈な勢力に

台風2号の進路予想
台風2号の進路予想
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24日(水)にグアム島付近を通過した後、進路を次第に西寄りに変える見込みです。海面水温が高く、風の環境が発達に適した領域を進むためさらに勢力を強めるとみられ、26日(金)には中心付近の最大風速が55m/sに達し、猛烈な勢力となる予想となっています。

28日(日)には猛烈な勢力のまま南西諸島の南の海上に達する見通しです。台風の勢力が強いため、中心から離れていても波や風の影響が出てきますので、特に先島諸島では念のため備えを進めるようにしてください。

世界の気象機関の予測

参考 世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果
参考 世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果
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この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路にはかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。

これらのメンバーを比較すると、グアム付近まで北上した後、西寄りに進路を変えてフィリピンから沖縄の南に進む傾向で揃っています。その後は進路のばらつきが大きくなり、日本列島に影響するかは現時点でははっきりしません。

日が近づくにつれて誤差は縮小する見込みですので、今後も随時新しい情報を入手するようにしてください。
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台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風2号の名前「マーワー(Mawar)」はマレーシアが提案した名称で、マレー語の「ばら」を意味する語からとられています。

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