パリオリンピック体操女子の日本代表メンバーは、出場辞退となった宮田笙子選手からもらったヘアピンをつけて競技に臨んでいた。
開幕直前、キャプテンでエースの宮田選手は、20歳未満にもかかわらず喫煙や飲酒行為があったとして、出場辞退を迫られる事態となった。けがや病気での離脱でないことなどから、補欠の杉原愛子選手の繰り上げ出場とならず、日本は1人少ない4人での戦いとなった。
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代表メンバーの岸里奈、岡村真、中村遥香、牛奥小羽の4選手は、いずれもオリンピック初出場。
7月28日に団体戦と個人総合、種目別を兼ねた予選が行われ、日本代表は団体戦5位で決勝進出を果たした。
日刊スポーツによると、選手は騒動が起きる前に、宮田選手からプレゼントされた赤と白のヘアピンをそろって着用。それを知った田中光監督が、本番でもつけて演技しようと伝えたという。
4選手はそのヘアピンをつけて競技に臨んだ。競技中の選手たちの頭には、赤と白の縞模様のヘアピンが光っていた。