アメリカ・オハイオ州で、8歳の子どもが家の車を勝手に運転して、約16キロ離れたディスカウントスーパー「ターゲット」まで買い物に出かけた。
幸いなことに途中でぶつかった郵便受けを除けば、事故や怪我人は発生せず、子どもは無事に自宅に戻った。
地元テレビ局WKYCが入手した警察の捜査報告書によると、家族は9月15日午前7時頃、8歳の子どもと家族が所有する車の行方がわからなくなったとベッドフォード警察に通報した。
隣人が警察に提供したセキュリティカメラの映像には、この8歳の子どもがたった一人で親のSUVに乗り込み、走り去る様子が映っていたという。
また、警察に小さな子どもが一人で車を運転しているのを見たという通報が寄せられた。目撃した人たちの車のドライブレコーダーには、1台の車がふらつきながら公道を進む様子も映っていた。
警察が周辺を捜索した結果、家族のものと思われる日産のSUVが隣接するベインブリッジという町にあるターゲットの駐車場で見つかった。
USAトゥデイによると、このターゲットは子どもの自宅から車で約16キロ、運転時間にして約20〜25分離れた場所にある。
ベインブリッジの警察官が店内に入ると、子どもはスターバックスでフラペチーノを飲んでいたという。
インディアナ州のテレビ局WXINによると、警察の調べに対して、子どもは店に来る途中で郵便受けにぶつかったと伝えた。ただし幼すぎるため刑事責任を問えないという。
ターゲットの従業員は地元テレビ局WEWSに、この子どもが400ドル以上を持って来店し、買い物をしたと説明している。
ベッドフォード警察は15日、大事故にならずに済んだ今回の事件について次のような冗談まじりのコメントをFacebookに投稿した。
「今朝、8歳の子どもが母親の車を運転して、ベインブリッジのターゲットに買い物に行きました。ありがたいことに無事に到着し、すぐに警察によって発見されました。今は無事に家にいます。ターゲットで何を買ったのか、またアプリを使って5%節約できたかはわかっていません。フラペチーノは最後まで飲むことを許可しました。私たちは意地悪ではありません」
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。