イスラエル出身の俳優アロン・アバウトブールさんが7月29日、テルアビブのビーチで倒れた後に死亡したことを、エージェントのマーク・テイテルバウムさんがThe Hollywood Reporterに認めた。
アバウトブールさんは『ミュンヘン』『ダークナイト ライジング』『エンド・オブ・キングダム』などの映画出演で知られ、60歳だった。
テイテルバウムさんは声明で次のように語った。
「アロンは素晴らしい俳優であり、真のアーティストで、イスラエルの象徴的存在でした。しかしそれ以上に、4人の子どもたちの愛情深い父であり、私や多くの人々にとって親愛なる友人でした」
「彼は稀に見る道徳的かつ精神的なめいせきさがありました。彼の家族は衝撃を受けています。彼は深く惜しまれることでしょう。彼の記憶が祝福となりますように」

イスラエルのニュースサイトYnetの目撃者の証言をThe Evening Standardが翻訳したところによると、アバウトブールさんはテルアビブのドール・ハボニム・ビーチで海水浴をしており、水から上がった後、助けを求めて倒れたという。
「それは一瞬の出来事でした。彼は水に入り、すべて順調に見えました」と別のビーチ客は語った。
「数分後、彼は突然水から出てきて、人々に近づき、体調が悪いと言い、そして助けを呼びました」
「皆とても怖がっていました。彼は水から出てビーチで倒れました。みんな助けようとし、彼が誰かを認識しました。今朝ここで起きた悲劇に誰もがショックを受けています」
報道によると、アバウトブールさんは心肺蘇生を受けたが蘇生できなかったという。死因の正確な詳細は不明。
100以上の映画やテレビの出演歴を持つアバウトブールさんは、イスラエルでキャリアを開始し、1988年の『ランボー3』でハリウッドデビューを果たした。
他にもリドリー・スコット監督の『ワールド・オブ・ライズ』や、テレビシリーズ『HOMELAND』『ツイン・ピークス』『LEFTOVERS』『Snowfall』などにも出演している。
アバウトブールさんは妻シル・ビリアさんと4人の子どもたちを残して、この世を去った。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
