「パレスチナなしに私たちの未来はない」マリメッコのショーでモデルがジェノサイドに抗議

イスラエルによるジェノサイドに抗議したモデルのジュラさんは、「パレスチナで起きていることは、全ての人の未来」だと訴えている。
マリメッコのショーで、パレスチナの旗を掲げてジェノサイドに抗議しながらランウェイを歩くモデルのジュラさん(デンマークのコペンハーゲン、2025年8月7日)
マリメッコのショーで、パレスチナの旗を掲げてジェノサイドに抗議しながらランウェイを歩くモデルのジュラさん(デンマークのコペンハーゲン、2025年8月7日)
Matt Jelonek via Getty Images

デンマークで開催されたファッションショーで、モデルがランウェイを歩きながら、イスラエルによるパレスチナ人へのジェノサイドに抗議する場面があった。

8月上旬、デンマークの首都コペンハーゲンで、「コペンハーゲン・ファッション・ウィーク」が開催された。

「パレスチナ全土を餓え死にさせることを受け入れるなら...」

モデルでミュージシャンのジュラさんは、フィンランドのブランド「マリメッコ」のショーに登場。ランウェイを歩く途中で、衣装のポケットからパレスチナの旗を取り出し、胸の前で両腕いっぱいに広げた。

旗には、「ACT NOW AGAINST GENOCIDE(ジェノサイドに反対して今すぐ行動を)」とのメッセージが記されていた。

ジュラさんは8月8日、自身のInstagramに当時の動画を投稿し、こう訴えた。

「パレスチナなしに私たちの未来はない。わかりませんか? もし今、イスラエルがパレスチナ全土を飢え死にさせることを私たちが受け入れるなら、それは世界の富裕層が次にどのマイノリティをジェノサイドの対象にするかを決めて支配することを受け入れることになる。わからないのですか?パレスチナで起きていることは、全ての人の未来なのです」

ロンドンとニューヨークを拠点とするカルチャー誌Dazedによると、コペンハーゲン・ファッションウィークでは過去にも、TikTokのインフルエンサーが、パレスチナの旗の柄がついた帽子をかぶって登場するなど、参加者がパレスチナへの連帯をファッションで示す動きが見られた。

【動画】ランウェイを歩きながらジェノサイドに抗議するジュラさん

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