サイゼリヤが今夏、朝食限定メニュー「朝サイゼ」をスタート。SNSでは「コスパと満足度すごい」「素晴らしすぎる」「朝活民必見」と話題になっています。
実際どうなの…?と気になり、食べに行ってみました。

やってきたのは、東京都内でも数少ない「朝サイゼ」の実施店舗、錦糸町楽天地店(墨田区)。8月末からモーニングの提供がスタートした店舗です。
店頭には「朝サイゼはじめました」「イタリアの朝はカプチーノから」とのポスター。モーニングの提供は午前7〜10時の3時間です。
コスパ最強で満足感もすごい「朝サイゼ」
モーニングの目玉は「パンチェッタとチーズのパニーニ」と「焼きシナモンフォッカチオ」。ドリンクバーとあわせてオーダーしました。

朝サイゼの最大の強みは、その「コスパ」。
ドリンクバーがついた「コンビ」と、さらに「ポテトのグリル」3ピースがついた「セット」がありますが、焼きシナモンフォッカチオのコンビはなんと、273円(税込300円)…!セットにしても、319円(税込350円)です。
今回は、シナモンフォッカチオはコンビ、パニーニはセットで注文しました。


まず驚いたのが、パニーニに挟まれたチーズとパンチェッタの量。
焼きたてで提供されたパニーニを半分にカットすると、チーズが伸びる伸びる…!

ほかほかのうちにかぶりつくのが、おすすめ。コーヒーとの相性も抜群です。
見てください。カリカリにトーストされたフォッカチオにふんだんに乗せられた、チーズのみずみずしさ…!

手のひらサイズですが、一つでもかなり満足感があるボリュームです。
「The 洋風モーニング」という感じで、ホテルの朝ご飯を彷彿とさせました。
セットには3ピースついている「ポテトのグリル」も、カリカリほくほくです。

お次は、とろけるシナモンとバターの香りが魅力の「焼きシナモンフォッカチオ」。
一口食べると香ばしいシナモンの風味が口中に広がり、ジュワッと溶けたバターと塩味と甘味のバランスが最高です…!
絶妙な風味で止まらなくなります。個人的にはシナモンフォッカチオはかなりお気に入りになりました。

「朝サイゼ」の実施店舗は?
美味しくてコスパ最強の「朝サイゼ」。現在、どの店舗で提供されているのでしょうか?
実は今夏始まったばかりのモーニングの実施店舗(2025年9月20日現在)は2店舗のみ。
6月に初の試みとしてスタートした江東区の「大島ピーコックストア前店」と墨田区の「錦糸町楽天地店」です。
日経新聞のサイゼリヤ・松谷秀治社長へのインタビューによると、地方店舗でも実験的に実施し、2027年8月以降を目処に全国展開を目指すそう。
需要が大きい朝食の時間帯に、従来から店舗で提供している食材やメニューを組み合わせてモーニングを提供することで、売上高増加を狙います。
現在は限られた店舗のみでの提供となっているため、SNSでは「地元のサイゼでもぜひ展開してほしい!」との声が相次いでいます。
既にSNSで話題の「朝サイゼ」ですが、週末の錦糸町楽天地店は、午前9時すぎ時点でほぼ満席状態でした。
トッピングでさらに美味しい食べ方。単品追加メニューも豊富
朝食メニューの裏側には、「ほうれん草のソテー」や「小エビのサラダ」「半熟卵」などを追加注文しパニーニに挟んで食べる、美味しい食べ方の提案も。
SNSでは「半熟卵トッピングめちゃおすすめ」「焼きシナモンフォッカチオはアイスを挟むと美味しかった」との声が上がっています。
筆者は普段から朝食はあまり量は食べないので、セットメニューだけでもかなり満足感がありましたが、朝食メニューには単品で、普段から人気の「ハモン・セラーノ」や「田舎風ミネストローネ」などもあります。
周囲のテーブルを見渡すと、「コーンクリームスープ」や「ほうれん草のソテー」を単品で追加注文しているお客さんが多かったように見えました。
組み合わせて食べると満足感もアップしそうです。
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