乃木坂46の高山一実が小説家デビュー「未来を照らす作品に」【コメント全文】

雑誌『ダ・ヴィンチ』2016年5月号から2018年9月号まで、2年以上にわたって連載されていた。
はるやまの新CM「春イチバンになれ。」披露イベントに登壇した乃木坂46の高山一実=東京都渋谷区
はるやまの新CM「春イチバンになれ。」披露イベントに登壇した乃木坂46の高山一実=東京都渋谷区

アイドルグループ・乃木坂46の高山一実(24)が、小説家デビューすることが3日、わかった。今月28日に著書『トラペジウム』(KADOKAWA)を発売する高山は「どうか読んでくださった方の未来を照らす作品となりますように」とメッセージしている。

同作は、現役トップアイドルが、「アイドルを目指す、ある女の子の10年間」についてつづった本格長編小説。雑誌『ダ・ヴィンチ』2016年5月号から2018年9月号まで、2年以上にわたって連載され、単行本化にあたり大幅な加筆修正を加えた。

帯文には「これは一つの青春の終わりから、次の青春へ向かう物語」(中村文則)、「時折あらわれる、鋭い"いじわる"表現が良い」(羽田圭介)というコメントが寄せられ、著者の書き手としての才能に注目が集まる。

トラペジウム/高山一実
トラペジウム/高山一実

■高山一実コメント全文

長編執筆の決意をしてから2年半、バッグには常に原稿が入っていました。トラペジウムのことを考えなかった日は一度もありません。

どんなメッセージを含ませたいか、その為にはどうやってストーリーを運んでいけば良いか、アイドルはどうあるべきか、主にこの3つを繰り返し自分に問いかけ、なんとか一冊の本に纏めることができました。

《アイドルの在り方》については主観というより統計かもしれません。ヒントをくれる人たちが常に近くにいましたので、環境と時間が答えへと導いてくれました。

夢を与える職業と言われているアイドル。「小説」は、その夢の与え方がずっとわからなかった私が、やっと見つけた可能性です。どうか読んでくださった方の未来を照らす作品となりますように。

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