「うちの猫は泥棒です」。盗み癖のある猫、看板を出される ⇒ ネットで人気者に

あなたの近くにもいませんか?盗み癖のある猫……

盗み癖のあることを飼い主からご近所に警告された猫が、近所の人たちだけではなく、ネット上のセレブになっている。

手作りの看板を出したのは、アメリカ・オレゴン州ビーバートンに住むケイト・フェルメットさん。

看板には、「うちの猫は泥棒です」と大きく書かれ、黒猫のエズメが手袋を口に加えて運んでくる様子が描かれている。

その横に貼ったロープには吊り下げられているのは、たくさんの手袋やマスクだ。

この手袋やマスクは、エズメが近所から持ってきた“戦利品”で、フェルメットさんは持ち主に返すために看板を出した。

しかしこれまでのところ、あまり効果は出ていないようだ。

フェルメットさんは「立ち寄って持っていく人もいるのですが、ほとんどの人たちは写真を撮っていきます。あとはスクールバスが止まって、手袋を何ペアか持っていきました。欲しい人はご自由にお持ちくださいという別の看板を出そうかと考えています」と地元のテレビ局KOINに語った。

フェルメットさんによると、エズメは手袋などを獲ってきた時は裏口から入り、「ミャアアアアオ」と鳴いてフェルメットさんに知らせる。そして褒めてもらうのだという。

そして盗み癖のある猫は、エズメだけではないようだ。フェルメットさんの看板がSNSで拡散した後、様々な人たちが自分の猫たちが盗んできたものをシェアしている。

私たちも、靴下や郵便物、写真、Tシャツ、ミディアムサイズのケーブル用バンドが入った袋を(何度も)盗んでくる猫を飼っていました。定期的にこっそりとご近所に再投函しなければいけませんでした

オリーは家の中で飼っていた猫ですが、乾燥機の糸くず用ブラシやゴム手袋、夫がかんなを使った後に掃除しなかった木くず、ネジや釘の入った小さな入れ物など、自宅の地下から色々な贈り物を持ってきました

うちの猫は以前、他の猫の首輪を持って帰ってきました。私はうちの猫が連続殺猫犯であり、首輪は戦利品だと信じていました。だから、枕の下にナイフを隠して寝ていました

うちの猫はペンキ用のハケが大好きで、一度など家に3本の新しいハケを持って帰ってきました。一番大きなハケが猫の出入り口に引っかかって家に入れなくているところを捕まえました。誰のハケだったかのか謎のままです

猫についての情報サイト「コンシャス・キャット」の2018年の記事によると、なぜ猫が「贈り物」や「収集」をするのかについては諸説ある。

1つは、獲物を捕らえて安全な場所に持っていこうとする本能によるものという説だ。この場合、時にはおもちゃなど生きていないものを捕らえることもある。

また、猫たちが世話をしてくれている家族である人間に、感謝の気持ちとして持ってくるという説や、狩猟の才能が無い人間を哀れみ、助けるために持ってくるという説もあるという。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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