1. 「非常食」


昔:味気ない 今:おいしい!
かつて「非常食」といえば、長期保存できるけどどこか味気ないというイメージがありました。しかし、最近では、ふわふわ食感のおいしいパンの缶詰や、野菜たっぷりのスープ、お湯や水をそそぐだけで完成するおにぎりなど、新しい技術を使ったおいしい非常食が増えているんです。非常食が普段から食べられるようなものになったことで、「非常食の期限切れを防ぐために、定期的に非常食を消費し、食べた分だけ買い足していく」(ローリングストック)ということがしやすくなりました。
2. 「防災グッズ」


昔:いざというときだけに使うもの 今:普段使いもできるもの
普段使いできるようになったのは防災グッズも同じです。LEDを使ったランタンやヘッドライトなど、アウトドアや散歩でも活躍してくれそうなものや、見せて収納してもインテリアに馴染むようなお洒落な防災グッズが登場しています。こういったグッズのおかげで、「防災」があまり気負わずにできるより身近なものになってきています。
3. 「ペットの避難対策」


昔:ちょっと不安 今:情報やグッズが充実で安心
最近はペットの防災対策も当たり前になってきました。避難所でのハウスとしても使えるキャリーバッグや折り畳みフードボウルなど、ペット用の防災グッズも増えてきています。
4. 「もしものときの電源」


昔:乾電池 今:モバイルバッテリーやポータブルバッテリー
灯り、ヒーターや食事、スマホでの情報収集など、現代の生活に欠かせない電気。今や、モバイルバッテリーやポータブルバッテリーは防災の必須アイテムです。スマホやデバイスを充電する小型のものから、扇風機やライトにも使える大容量のものまであり、防災だけではなくアウトドアでも活用できます。
また、もしものときに給電できる自動車も登場しています。普段から乗用車として利用でき、停電時の電源にもなってくれるのでとても便利です。
5. 「防災の情報収集」


昔:ラジオ・テレビ・冊子など 今:スマホ
スマホが登場したおかげで、防災に関する情報も収集しやすくなりました。最近では、防災に特化したさまざまなアプリやサービスが登場しています。例えば、トヨタの「防災給電サポーターLINE」は、定期的に防災情報を届けてくれたり、設定地域の災害時に通知を届けてくれたりします。
また、トヨタの「防災給電サイト」では、もしものときに給電できるクルマや、給電情報について紹介しています。
※2022年1月21日BuzzFeed Japan掲載『こんなに違うの…昔と今の「防災」を比較してみた』より転載