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2020年03月24日 16時09分 JST

「中国ウイルス」表現使うのやめた? トランプ大統領が突然

新型コロナウイルスをめぐってアジア系市民への嫌がらせが相次いでおり、トランプ氏の言葉遣いに批判が出ていたことを考慮した可能性がある。

朝日新聞社
23日、ホワイトハウスの会見で話すトランプ米大統領(中央)=AP

「中国ウイルス」表現使うのやめた? トランプ氏が突然

 トランプ米大統領は23日、新型コロナウイルスについての会見で、「アジア系米国人コミュニティーを守ることがとても大切だ」と述べた。これまでの会見で繰り返し使ってきた「中国ウイルス」という表現も使わなかった。米国内では、新型コロナウイルスをめぐってアジア系市民への嫌がらせが相次いでおり、トランプ氏の言葉遣いに批判が出ていたことを考慮した可能性がある。

 トランプ氏はこの日の会見でアジア系米国人について「彼らは素晴らしい人々で、ウイルスの拡散は彼らの責任ではない。彼らは撲滅のために我々と緊密に協力している」と続けた。質疑で理由を問われると、「アジア系米国人へのひどい言葉遣いがあるようだ。全く好きになれない」と答えた。自身の言葉が影響した可能性も問われたが、答えなかった。

 トランプ氏は22日までの会見で「中国ウイルスとの戦い」などと呼び続けていた。記者から「中国系米国人への偏見につながるのに、なぜ『中国ウイルス』と呼び続けるのか」と質問が出た際も、「ウイルスが中国から来たからだ。正確でありたい」「人種差別ではない」と反論していた。米国では、新型コロナウイルスの感染が拡大してから、アジア系の人が突然路上で顔につばを吐きかけられたり、怒鳴られたりするなどの問題が報じられている。(ワシントン=金成隆一)

(朝日新聞デジタル 2020年03月24日 11時51分)

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