トランプ大統領、マスク推奨を発表「つけるのはいいこと」⇒「私は着けるつもりない」

大統領にとって、ウイルスよりも見た目が大事なようだ。

公共衛生のためのガイドラインに従うことについて、トランプ大統領は「俺の言ったことをやれ。俺はやらないけど」という姿勢のようだ。

CDC(アメリカ疾病対策センター)は4月3日、アメリカ人に公共の場でマスクや布製のもので顔を覆うことを推奨する、新しいガイドラインを発表した

トランプ大統領も、同日に開かれた記者会見で新しいガイドラインについて発表。

しかし大統領は、CDCの推奨は「自由意志」によるものだと繰り返し強調。「私はつけないだろう」と自身は従わないでつもりだと述べた。

「マスクをつけるのはいいことだ。しかし必ずつけなければいけないものではない。私はつけないことを選ぶ。マスクはおそらくいいんだろうが、あくまで自主的なものだ」と大統領が発言した、とニューヨークタイムズは伝える。

さらに、記者団から理由を問われると、ウイルスよりも見た目が大切であるという考えを示唆した。

「ただマスクをしたくないんだ。CDCは“推奨する”と言っている。私は体調は悪くない」

「私は、大統領オフィスの素晴らしい大統領執務机で働いている。マスクをしながら他の大統領や首相や支配者や王族を歓迎するというのはどうかと思う」

「私には合わない。考えを変えるかもしれないけれど。だけど(今の状況は)そのうち過ぎ去るだろう。早く過ぎ去って欲しいね」

アメリカでは、新型コロナウイルスの感染が急速に拡大しており、ジョン・ホプキンス大学によると、これまでに27万7000人以上が感染し、7100人以上が亡くなった。

マスク着用を拒否する大統領に倒して、SNS上にはたくさんの批判が投稿されている。

「むしろこれをつけて欲しい

「誰か彼にマスクじゃなくてマズル(口輪)をつけてくれ」

「CDC用の写真にマスクをつけて欲しいと言われたら、こうなる」

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

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