ウクライナ国際航空の旅客機が1月8日、イランの首都テヘランを離陸直後に墜落したことに関して、アメリカのメディアは「イランが誤って撃墜した可能性がある」と一斉に報じた。ウクライナ機にミサイルが着弾した瞬間とされる映像も一部のメディアが公開している。
■乗客乗員176人が全員死亡
墜落したのは、テヘランからウクライナの首都キエフに向かう予定だったボーイング737型機。乗客乗員176人が全員死亡した。
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米軍が駐留しているイラク国内の基地に向けて、イランがミサイル攻撃してから数時間後のことだった。イランのISNA通信は「技術的な問題によって事故が起きた」と報じていた。
しかし、アメリカのFox Newsは国防総省当局者の話として、イランの地対空ミサイルが誤って打ち落としたもので「まさに彼らの失敗だ。それは悲劇だった」というコメントを伝えている。
■空中で爆発する映像を米メディアが公開
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ニューヨーク・タイムズとCNNは、テヘラン近郊のパランドで撮影されたという映像を公開した。上空で何らかの飛翔体が左から右に移動した後に、爆発している模様が映し出されている。
この映像に関して、ニューヨーク・タイムズは「イランのミサイルが、ウクライナの旅客機に当たっているように見える」と報じた。
一方、CNNは「映像の信憑性を検証できていない」とした上で「映っている建物は、テヘラン郊外の建物に似ている」と解説。映像を同社に送った人物に入手方法について問い合わせているが「返事をまだ受け取っていない」という。