傘をシェアする時代がやってきた。「アイカサ」どんなサービス?

1日70円で使い放題
傘シェアリングサービス「アイカサ」
傘シェアリングサービス「アイカサ」
ネイチャー・イノベーション・グループ

もう、コンビニで慌ててビニール傘を買わなくてもよくなるかもしれない。株式会社ネイチャー・イノベーション・グループは、12月第一週から渋谷を中心とした都心エリアで傘のシェアリングサービス「アイカサ」を始めると11月1日に発表した。

駅近くの店舗やオフィスの空きスペース複数箇所に、傘のレンタルや返却が可能な「アイカサスポット」を設置。ユーザーは、LINEの「アイカサ」公式アカウントを事前に「友達追加」しておくことで、スポットを検索できる。

レンタル用の傘は、ダイヤルロック式の盗難防止機能付き。傘の柄に付いているQRコードを読み込むと、ユーザーの携帯端末にロックを解除するパスワードが表示される。今回製造した傘には天気予報専門メディア「tenki.jp」の広告が掲載されているという。

利用料は1日70円。使い始めてから24時間以内なら、使った傘を一度返却し、また別の地点で違う傘を借りても同一料金内だ。また、1カ月の課金上限額も420円に設定されているので、月内の利用日数が7日目以降は、追加料金なしで使い放題となる。

同社の丸川照司代表取締役社長は「雨が降った時に傘がない。仕方なく2度と使わないであろう傘を買う。しかも、結果的に処分され、ゴミになる」「ゴミになってしまう傘を買うこと自体はだれも望んでいない。傘がシェアされれば、いつどもどこでも傘が安く気持ちよく使え、しかも環境にもいい」とコメントしている。

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