表現のこれから
2019年10月15日 15時53分 JST

脅迫メッセージのTシャツ着用を許可。「何もできない」ユナイテッド航空に批判

ジャーナリストを脅迫する内容のTシャツを着た乗客。同乗した乗客が苦情を出したが「何もできない」と説明されたという。

1人の乗客が、脅迫的なメッセージの書かれたTシャツを着用し、ユナイテッド航空の機内に搭乗した。男性のTシャツには「ロープ。木。ジャーナリスト。組み立ての必要あり」(ロープで木にジャーナリストを吊るして殺す、という意味)と書かれていた。

同機に同じく搭乗していた1人の乗客はそのメッセージを「脅迫」だと苦情したが、ユナイテッドは搭乗を許可したという。

この一件は、ジャーナリストのジェシカ・シドマンさんが問題のTシャツを着用した男性の写真を投稿して広まった。同じフライトに搭乗していた彼女の兄弟が、「1人の男性によって他の乗客が危険に晒されるのは嫌だ」と苦情を出したという。キャビンアテンダントはキャプテンに相談しにいったそうだが、彼はそのスーパーバイザーからこの件に関して「何もできない」と説明されたという。

Forbesによると、彼は代わりのフライトを提案されたが断ったという。「今回の件について、ユナイテッドが私という1人の乗客をなだめて終わってほしくない。求めていたのは、僕が利用している航空会社が特定のグループの殺人脅迫を許可しないことです」

ハフポストUS版はこの件についてユナイテッド航空に問い合わせたが、返答はもらえなかった。

Twitterでは、「ユナイテッド航空は脅迫への対策方針を見直すべきだ」、「航空会社がこのような凶暴なメッセージを許容すべきではない」など、多くの批判が寄せられた。

同じ頃、トランプ大統領のゴルフリゾートで開催されたトランプ支持者のカンファレンスでは、ジャーナリストを攻撃する扇動的な作り上げ映像が公開された。内容はフェイクの「大統領」がメディアや政治的反対派を刺したり撃ったりする暴動の様子。過激で凶暴な内容は多くの批判を受けており、メディアは大統領に対し、映像を強く非難するべきだと訴えている。

ハフポストUS版の記事を翻訳、編集しました。