2019年07月16日 12時01分 JST | 更新 2019年07月16日 12時01分 JST

どこにいても仕事ができる時代、オフィスに人が集まるわけ

USEN-NEXT GROUPのコミュニケーションを加速させる社内イベント

Masanori Sugiura

「顧客満足度」という言葉が言われるようになったのはすでに昔の話。

企業に今求められているのは、従業員の満足度をいかに上げるかということです。

キャリアだけでなく、オフィス環境や福利厚生など、質の高い「従業員体験(Emploee Experience、通称EX)」を提供し、優秀な人材を集めることは、少子化の時代を生き抜くため企業にとって重要な課題です。

そんな中、USEN-NEXT GROUPはユニークなEXを次々と打ち出しています。

「お誕生日おめでとう!」からうまれるコミュニケーション

Masanori Sugiura
隔月で開かれている誕生日会(OFFICE de Birthday)の様子。6月17日、東京・目黒のUSEN-NEXT GROUP本社

オフィス内のラウンジに集まり、ドリンク片手に会話やゲームを楽しむ社員たち。

フロアには、たくさんの人の笑い声が響いていました。

USEN-NEXT GROUPが「OFFICE de Birthday(オフィスdeバースデー」と「ハッピーアワー」を始めることになったのは、オフィスの移転がきっかけでした。

目黒にある今のオフィスに移ったのは昨年夏のこと。

外光がたっぷり入る真新しいオフィスは社員からも好評でしたが、5つのフロアに分かれ、組織内の横のつながりが薄くなり、かつてはあったグループ会社間の交流も難しくなってしまいました。

 「部門を飛び越えたコミュニケーション、交流が生まれて欲しい」。

そう願う代表の宇野が悩んだ末、この2つのイベントを始めることに。

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色んな部署の社員が多数集まり、普段はあまり話すことのない人とも交流することできます

イベントの費用は会社が出します。

ドリンクやスイーツが無料で楽しめるとあって、開始直後からたくさんの社員が参加しています。

まるで結婚式の二次会のような雰囲気。

誕生月の社員には、「HAPPY BIRTHDAY」のシールが配られます。

服に貼ることでいろんな人から声をかけられ、異なる部署の社員の交流が生まれます。

Masanori Sugiura
「HAPPY BIRTHDAY」のシールは2色展開

新卒の女性社員は「入社したばかりで社内に知り合いが少なかったのですが、先輩たちが続々と声をかけてくれてうれしいです。コミュニケーションのきっかけとなる素敵なイベントです」と喜んでいます。

 ちなみにUSEN-NEXT GROUPでは服装は自由。

 営業の社員もクライアント先を訪問する以外はカジュアルな格好です。

イベントの時にも、社員たちはみな、お気に入りのパーカーやワンピースなどをまとい、ファッションを楽しんでいる様子でした。

ゲーム大会のアトラクションも

エンタメ系コンテンツを提供しているUSEN-NEXT GROUPは、社内でも手を抜きません。例えば誕生日会では、本気の「ゲーム大会」で社員を楽しませます。

 景品はバラエティに富んでいて、会社のロゴ入りグッズから、旅行券まで様々。

 景品を見事ゲットした入社10年目の男性はこう言いました。

「10年目にもなると、同期と集うことも少なくなるので、イベントで顔を合わせられるのはうれしいですね。普段関わりのない部署や別の事業会社の方々と直接話せる、良いきっかけになりました。今回初参加でしたが、今後も社内イベントには積極的に参加していきたいです」

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男性がもらった景品はビジネスバッグ

毎回、約300人が参加する「ハッピーアワー」も

一方、もう1つのイベント「ハッピーアワー」は隔週水曜日18時〜20時にオフィスにあるラウンジで開かれます。

社内交流を活発にするのが目的で、毎回このオフィスに勤務する全社員の4分の1にあたる約300人が参加します。

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食事とアルコールを楽しむ社員たち

社員たちは「飲み会」の1次会に利用したり、夜ご飯を食べたり。

6月下旬には「カレーナイト」が開かれました。

運営チームが毎回テーマを変え、飽きられない工夫をしています。

Masanori Sugiura
配膳などの運営は社員が「手弁当」でやっています

運営スタッフを務める女性社員は「毎回、みんなが楽しんでくれるのがうれしいです。

配膳もだんだん手馴れてきました」と満足そうです。

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国籍ももちろん関係ない

外国籍のエンジニアも増えてきたため、今後は「ハッピーアワー only English」も計画中だそうです。

どこでも仕事ができる時代だからこそ、オフィスに来るメリットを

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住谷猛・執行役員 コーポレート統括部長

2つのイベントが社員や職場にどんな影響を与えているのでしょうか。

運営を企画している住谷氏はこう明かします。

「このご時世、『飲みニュケーション』がやりづらい。上司から飲みに誘われるのが嫌だという人も増えてきました。誘う方も誘われる方も臆病になって、飲み会のハードルが高くなっています。個人間だと難しい問題を、会社がオフィシャルでやることによって、カジュアルなコミュニケーションがうまれます」

「今はPCとスマートフォンがあれば仕事ができる時代。なのに、わざわざ会社に来る理由は2つ。1つは、一緒に仕事をする仲間と会って話をするため。もう1つは、会社に来たら、自分の仕事が一番快適にできるから。イベントやワークスタイルイノベーションを通して、これからもオフィスに来る価値を高めていきます」