石垣島の名産品をリデザインする「USIO Design Project」の10アイテムが決定。リデザインの公募スタート

ロフトワークが企画している、沖縄県石垣市の名産品を世界のデザイナーと共に考える「USIO Design Project(ウシオデザインプロジェクト)」。石垣島島内のメーカー・生産者から応募された46アイテムの中から審査員選定の結果、リデザイン対象の10アイテムが決定しました。

ロフトワークが企画している、沖縄県石垣市の名産品を世界のデザイナーと共に考える「USIO Design Project(ウシオデザインプロジェクト)」。石垣島島内のメーカー・生産者から応募された46アイテムの中から審査員選定の結果、リデザイン対象の10アイテムが決定しました。以下、10アイテムです。

1. 石垣の塩(株式会社石垣の塩)

2. 琉球泡盛「月虹」(請福酒造有限会社)

3. 石垣島のパインアップル(沖縄県農業協同組合 JAファーマーズマーケット やえやまゆらてぃく市場)

4. 油みそ「あんまぁーのアンダーミシュ」(大泊食品)

5. 本当に真面目なツナフレークス(八重山漁業協同組合)

6. 玄米乳(八重山物産八徳屋)

7. 島ハーブティー(白保日曜市運営組合)

8. ゆきさんの黒糖ジンジャーシロップ(ハワイアングロット)

9. 紅芋パイ(八重山南風堂)

10. 花織みんさ(有限会社みね屋)

また、アイテム決定にともない、10月23日よりクリエイターポータルサイト「loftwork.com(ロフトワークドットコム )」上で、世界中のデザイナーに向け、各アイテムのデザイン公募をスタートしました。プロジェクトの公式サイトでは、石垣島の名産品10アイテムに込められたストーリーを随時お伝えしていくそうです。名産品リデザインアイデアの公募は、12月9日までの締め切りとなっています。その後、審査会を経て製品開発をし、完成となります。また、審査員にはスマイルズ代表取締役社長の遠山正道さん、離島経済新聞社代表取締役の鯨本あつこさん、ロフトワーク代表取締役の林千晶さんに加えて、新しく台湾デザインセンター執行長の陳文龍さんも参加することとなりました。

また、ロフトワークはUSIO Design Projectと連動して11月16日(土)から11月30日(土)の二週間、ロフトワークが運営するFabCafeが石垣島カフェウィークと題して、イベントが開催されています。島の食、音楽、文化を味わえるスペシャルメニューや石垣島の音楽を体感するイベント、デザイン案などを実際に考えるクリエーターワークショップやトークセッション「「地域とデザイン」で何ができる?」などが開催予定です。ぜひ、興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。

地域の名産品を、地元の人たちとクリエーターが協働するUSIO Design Project。完成品を楽しみにするよりも、ぜひクリエーターとして参加みることで、より島の魅力を体験することができるかもしれません。

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江口晋太朗

1984年生まれ。福岡県出身。元陸上自衛官。編集者、コンテンツディレクターとして、執筆活動や情報設計や情報環境デザインをもとにしたコンテンツ企画制作やプロデュース等をおこなう。コミュニケーションデザインや場作り、ファシリテーションをもとに、情報・環境・アート・デザイン・テクノロジーなど、ジャンルを超えた様々な分野を横断しながら、「環境の編集者」として、より良い今と未来を作る活動を行なっている。著書に『パブリックシフト』など。

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(※この記事は2013年11月19日の「マチノコト」より転載しました)