化粧しないキャビンアテンダントもOK。ヴァージン航空が、メイクフリー宣言。

してもいいし、しなくてもいい。自由な身だしなみ規定が航空会社にも広がる?
ヴァージン・アトランティックのキャビンアテンダント
Bloomberg via Getty Images
ヴァージン・アトランティックのキャビンアテンダント

メイクをしたくないキャビンアテンダント(CA)は、男女を問わずメイクをしなくてもいい。イギリスの航空会社ヴァージン・アトランティックが、新方針を発表した

同社はこれまで、女性のCAに勤務中メイクをするよう求めていた

今後は化粧をしたくないスタッフはノーメイクで勤務できる。メイクをしたい場合は会社のハンドブックで決められている色彩を使う

新しい方針は、キャビンアテンダントだけではなく、グランドスタッフにも適用されるという。

メイクフリーに加え、制服の選択肢も広げる。ヴァージン・アトランティックの制服はヴァージンレッドと呼ばれる真っ赤なジャケットとタイトスカートで知られるが、今後は標準の制服にズボンが加わり、好きな方を選べる。

Clive Gee - PA Images via Getty Images

同社のマーク・アンダーソン取締役副社長は、従業員から聞き取りをして新規定導入を決めた、と説明する。

「従業員の意見を聞いて、身だしなみの規定を変えることにしました」

「新しいガイドラインによって、(スタッフは)居心地よく過ごせるようになるだけではなく、自分らしさを表現する選択肢が増えます」

LCCなど、新規参入した航空会社の中には、動きやすさを重視した身だしなみ規定を設けている会社もある。ただ、伝統のある大手航空会社は厳しい制服規定を設けているところが多い。

テレグラフ紙によると、メイクフリーにしたのはヴァージン・アトランティックが初めて。同社は新方針を「航空会社で大きな変化だ」と胸を張る