日本最北端のマクドナルド、大雪で衝撃的な光景。「さすがにドナルドでも寒そう」

撮影した白丸あすかさんは「稚内の新たな観光スポットになってくれたら」と綴っています。
マクドナルド40号稚内店のドナルド。左が2019年7月23日撮影、右が2021年12月25日撮影
マクドナルド40号稚内店のドナルド。左が2019年7月23日撮影、右が2021年12月25日撮影
白丸あすかさん提供

「さすがにドナルドでも寒そう」「夜中見たら怖いやつ」と1枚の写真が話題になっている。

それが12月25日のクリスマスの朝、北海道稚内市にあるマクドナルド40号稚内店で撮影された写真だ。この日本最北端のマクドナルドでは、名物キャラクター「ドナルド」と記念撮影できるベンチが駐車場にあるが、前日の大雪でドナルドが顔以外は雪に埋もれてしまった。頭の上にも帽子のように雪が積もっている。

現地の人が「マクドナルドは除雪が行き届いていることが多いので、ここまで埋まるのはレアケースです」とTwitterに投稿すると、ドナルドの頭だけが出ているシュールな姿に、27日現在で約15万件の「いいね」が集まっている。

■クリスマスイブ、稚内市内は局地的な大雪に

雪に埋もれたマクドナルド40号稚内店のドナルド(2021年12月25日撮影)
雪に埋もれたマクドナルド40号稚内店のドナルド(2021年12月25日撮影)
白丸あすかさんのTwitterより

クリスマスイブの24日は日本海から発達した雪雲が流れ込んだ影響で、北海道の日本海側では局地的な大雪となった。北海道新聞によると、稚内空港で24時間の降雪量は65cmと記録的な降雪だった。2013年1月4日と並び、2006年の統計開始以降最多となったという。

マクドナルド40号稚内店の担当者によると、12月27日朝も顔以外は雪に埋もれていたが、午前10時40分現在は除雪でベンチが見える状態になった。「連日の大雪でドナルドの除雪が間に合ってないときがあります」という話だった。

■撮影した白丸さん「稚内の新たな観光スポットになってくれたら」

夏場のマクドナルド40号稚内店のドナルド(2019年7月23日撮影)
夏場のマクドナルド40号稚内店のドナルド(2019年7月23日撮影)
白丸あすかさんのTwitterより

ハフポスト日本版は、この写真を撮影した白丸あすかさん(@Asuka_Shiromaru)に詳しい話を聞いた。

神奈川県横浜市出身の白丸さんは学生時代に知床でアルバイトをしたことがきっっかけとなり北海道に惚れ込み、2019年3月に稚内に移住して就職した。Twitter上で「しろまる最北日記」として、稚内での生活を伝える漫画を掲載している。マクドナルド40号稚内店は「月に1度行くかどうか…」といった程度でヘビーユーザーではないらしい。

「地方での生活は、通勤時間が短いなどの理由から自分の時間が作りやすく、こうして創作をしたり、SNSで情報発信をしたりと生産的な活動を行うことができるのでとても充実しています。稚内へ就職したことは、全く後悔しておりません」

白丸さんはイブの大雪について「私が移住してからの3年間では、これまでにない降雪量」と振り返り、ドナルドの写真を「日常生活圏内なので、外出時に通りかかった際に撮影しました」と話した。

顔以外が雪に埋まったドナルドを見るのは、今回が初めてだという。Twitter上で反響を呼んでいることについて以下のように話した。

「ドナルド全体が雪に埋もれることは度々ありましたが、今回は周囲の除雪が間にあっておらず、全体的な絵面としてここまで埋もれたのは初めて見ました。これはずいぶんと面白いことになっていると思って撮影しました。ドナルドの写真は以前から拡散されやすい傾向にあったので、稚内の新たな観光スポットになってくれたら、と思います」

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