GW後半の天気は? 3〜4日はメイストームに注意

3日から4日にかけて、低気圧が発達しながら近づき、低気圧から延びる前線が日本付近を通過するでしょう。広く荒れた天気になる見込みです。

ゴールデンウィーク後半。3日、憲法記念日から4日、みどりの日は広く荒れた天気に。3日は西日本を中心に、4日は東日本を中心に風や雨が強まるでしょう。横なぐりの雨となる所もありそうです。

3日は西日本で 4日は東日本で風・雨強まる

3日、憲法記念日から4日、みどりの日にかけて、低気圧が発達しながら近づき、低気圧から延びる前線が日本付近を通過するでしょう。

広く荒れた天気になる見込みです。

今回の荒天の特徴は

①低気圧が発達しながら近づき、日本付近で等圧線の間隔が狭くなる見込みです。

広く南風が強まり、風に向かって歩けないくらいの風が吹く所もありそうです。

瞬間的には看板が落下するような風が吹くこともあるでしょう。

②前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定に。

雨の降る期間は半日程度と長引くことはありませんが、短い期間に雨脚が強まるでしょう。

太平洋側では滝のような非常に激しい雨の降る所もある見込みです。

上の図は、各地の風や雨のピークです。

この期間は活発な雨雲がかかるでしょう。

大気の状態が不安定なため、落雷や突風にも注意が必要です。

風のピークも雨のピークとおおむね重なり、横なぐりの雨になる所もあるでしょう。

ただ、風は雨の降り出す前から強まりはじめ、雨がやんだあともしばらくは強い状態が続きますので注意が必要です。

特に、海や山は平地より早めに天気が悪くなることがありますので、十分ご注意下さい。

移動の多い時期ですが、車の運転は横風に流されやすくなりますので、いつも以上に慎重になさって下さい。

5日は天気回復、暑さに注意

5日、こどもの日は、九州から東北南部にかけては広く晴れて、再び季節先取りの暑さになるでしょう。

広く夏日となりそうです。

まだ、体が暑さに慣れていない時期ですので、暑さで体調を崩さないようお気をつけ下さい。

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2016-03-10-1457595156-9917132-small.jpg吉田 友海

気象予報士

信託銀行に勤務しながら、気象予報士の資格を取得。仙台に移住し、「民放ラジオ」や「NHK山形」で気象コーナーを担当。その後、東京に戻り、「NHKラジオジャーナル」で気象キャスターを務めました。

現在は、一児の母となり、天気予報と子育てに奮闘する毎日。ラジオの気象コーナーを担当したり、テレビ局の天気原稿や地方紙のコラムも執筆しています。

土砂降りの雨の中、小さな子供を連れて歩くのは大変!暑ければ熱中症が心配だし、寒ければインフルエンザが心配。以前より天気に敏感になりました。お母さん予報士として、生活に密着した情報を伝えていきたいと思います。

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