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正社員を目指す女性の81%は紹介予定派遣で働きたいと回答。 女性の転職意識調査

派遣社員として最長6か月間勤務した後、双方の合意をもとに直接雇用される「紹介予定派遣」。非正規雇用から正規雇用への転職が厳しいと言われる昨今、その認知度と需要はどれくらい高いのだろうか。

人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する、正社員で働くことを希望する女性向け求人情報サイト「エンウィメンズワーク」( http://women.en-japan.com/ )上で、サイト利用者の女性706名(現在は、派遣社員や契約社員、アルバイト・パートなどの非正規で就業している方々が中心)を対象に「紹介予定派遣」をテーマにアンケートを行いました。以下、概要をご報告いたします。

調査結果概要

派遣社員として最長6か月間勤務した後、本人と就業先企業との合意があれば、正社員などで直接雇用される仕組みの「紹介予定派遣」。非正規雇用から正規雇用への転換が難しいと言われる現代において、正社員になりたい方には、注目の就業形態と言えます。平成24年に厚生労働省が実施した「派遣労働者実態調査」では、女性の派遣社員の方の「紹介予定派遣」に対する認知は60.8%、利用したいという回答は51.5%でした。「派遣」での就業形態を望む方も多いため、あまり高くない数値と言えます。

そこで、現在は非正規で働く方を中心とした正社員を目指して転職活動をする女性に「紹介予定派遣」について調査を行いました。「紹介予定派遣」の名前も意味も知っている方は、全体の7割で、8割の方が「(紹介予定派遣として)働いてみたい」と回答しました。その理由は、第1位が「正社員になれる可能性が高そう」、第2位は「失敗の少ない転職方法だと思う」でした。一方、紹介予定派遣で働いてみたくないと回答された方の47%は「正社員になれるとは限らない」ことを理由に挙げています。特に若い世代ほど、自身が当てはまる求人の選択肢も広いため、最初から正社員になれる就職を望んでいることが分かりました。

調査結果詳細

1:「紹介予定派遣」の認知度は7割、紹介予定派遣で働いてみたい女性は8割。(図1・図2)

正社員への転職を希望する女性に「紹介予定派遣を知っていますか?」と質問をしたところ、「名前も意味も知っている」が71%、「名前は知っているが、意味は知らない」が20%、「名前も意味も知らない」が9%となりました。特に20代の認知度が低く、「名前は知っているが、意味は知らない」(24%)「名前も意味も知らない」(14%)方は4割近くにのぼります。「紹介予定派遣で働いてみたいですか?」という質問には、81%の方が「はい」と答え、興味の高さがうかがえました。この回答は、年代別の大きな差異がない結果に。現在は非正規で働く方を中心に行なった調査ですが、厚生労働省が派遣社員の方に行なっている調査に比べて、正社員を目指していることもあり、制度の認知や利用希望者が多いことが分かりました。

【図1】紹介予定派遣を知っていますか?

【図2】紹介予定派遣で働いてみたいですか?

2:紹介予定派遣で働いてみたい理由は、「正社員になれる可能性が高い」「失敗の少ない転職方法」だから。(図3)

「紹介予定派遣で働いてみたい」と回答された方に理由を尋ねたところ、第1位は「正社員になれる可能性が高そう」で49%となりました。具体的には『派遣から正社員への転職は、求人で応募すると書類の段階で落とされることが多いので。派遣からの方が、最初の突破口が広い気がする』(30歳)、『年齢が上がるほど、正社員になれなくなる。紹介予定派遣は、いきなり正社員の求人より、まだ可能性がある』(35歳)『正社員の求人が少ないから正社員になれる可能性があるなら紹介予定派遣で働いても良い』(32歳)、『社員になりたくてもなかなか正社員直雇用の面接では雇われないため、実際の仕事ぶりを確認していただけるいい機会だから』(42歳)などの意見が挙がっています。

続く第2位は「失敗の少ない転職方法だと思う」で36%。『直接雇用になる前に職場の雰囲気や環境を知ることができるのでミスマッチを防ぐことができるため』(23歳)、『正社員になる前に社内の雰囲気を知れるのは、とてもイイと思います!その会社の内情は、やっぱりその会社で働いてみないとわからないので、まず派遣として働けるのは心強い』(29歳)、『職務内容も経験と想像で違ったり、人間関係や社風など、実際入社してみないと分からない事が分かるから』(35歳)、『最初から社員だと、自分に合わないとキツイ。派遣から様子を見て社員へは、安心感があって、とても良い形ではないかと思います』(38歳)といった声がありました。

【図3】図2で「はい」と回答された方に伺います。その理由として、最も当てはまるものはどれですか?

3:紹介予定派遣で働いてみたくない理由は、「正社員になれるとは限らない」から。(図4)

「紹介予定派遣で働きたくない」と回答された方に理由を伺うと、第1位は、「正社員になれるとは限らない」で47%でした。20代は58%、30代は46%、40代は38%が選択しており、若い世代ほど紹介予定派遣から正社員に確実になれるのか不安視していることが分かります。『はじめから正社員として採用されたい』(23歳)、『はじめから正社員でないと不安』(29歳)の声もあるように、20代は未経験からの正社員登用求人も多数あり、選択肢が広いため、はじめから正社員雇用が確約されている求人を探している傾向があるようです。また「紹介予定派遣」そのものの理解も低い世代のため、就職後のミスマッチが防げるなどの良さが伝わっていない可能性も考えられます。

【図4】図2で「いいえ」と回答された方に伺います。その理由として、最も当てはまるものはどれですか?

【調査概要】

■調査方法:インターネットによるアンケート

■調査対象:「エンウィメンズワーク( http://women.en-japan.com/ )」利用者706名

■調査期間:2014年10月23日~11月26日

▼プレスリリース ダウンロード 20150121 _ウィメンズ調査(紹介予定派遣).pdf

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